楽天市場で発表された配送品質向上制度により、いよいよ2024年7月から「楽天最強配送ラベル」の付与が始まります。
最強配送ラベルとは配送品質の高い商品に付与される制度です。
楽天市場のEC事業者の中には「配送品質向上制度にどう対応したらわからない」などと悩む人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では楽天最強配送ラベルの取得条件やメリット・デメリット、注意点について解説します。
最強配送ラベルにどう対応すべきか不安に思っている場合は、ぜひ参考にしてみてください。
- 慢性的な人手不足を解消したい
- 出荷量が増えて自社対応が難しくなってきた
- 付加価値をつけてリピーターを増やしたい
- 受注から出荷までをスムーズにしたい
現在、上記のようなお困りごとがありましたら、ぜひ私たちへご相談ください。ネットショップの黎明期である1999年にEC物流を開始して以来、 あらゆる課題を解決してきた物流のプロが御社に最適なプランをご提案させていただきます。まずは、サービス資料をご覧ください。
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楽天最強配送ラベルとは?
楽天最強配送ラベルとはAmazonのような配送の早さや利便性を取り入れた「配送品質向上制度」により一定の基準を満たした商品に付与されるラベルです。
配送品質向上制度の開始は2024年7月で、基準を満たした場合楽天最強配送ラベルが付与されます。
楽天最強配送ラベルを付与されるためには、定められた基準を2024年5月23日の審査開始までにクリアし、6月いっぱいまでに確実に店舗の体制を整えなければなりません。
商品が翌日に届く「あす楽ラベル」は6月30日で廃止になります。
最強配送ラベルがあす楽と異なる点は、配送そのものの品質向上に重きを置いた点です。
配送品質向上制度は、安全で確実に商品を届けることが重要になります。
楽天最強配送ラベル4つの取得条件
楽天最強配送ラベルが付与されるには、4つの取得条件があります。
ここからは、楽天最強配送ラベルを取得するためには、どのような基準を満たさないとならないのかを解説します。
楽天SKUに対応する
楽天SKUとは、2024年4月に始動したプロジェクトです。
SKUに対応することで同じ商品のカラー違いやサイズ違いが、1ページにまとまって表示されます。
SKU単位で商品ページや在庫を紐づけるため、ユーザーが欲しいサイズやカラーをすぐに見つけやすくなります。
楽天最強配送ラベルを取得するには、楽天SKUに対応することが条件です。
お届け日表示機能に対応する
最強配送ラベルが付与されるには、お届け日表示機能への対応が必要となります。
お届け日表示機能を導入することで、ユーザーは商品の最短指定可能日を検索し商品ページ上で見ることが可能です。
出店者はSKUごとに、発送元の住所と出荷の所要時間を登録する必要があります。
お届け日表示機能に対応した商品は、最短指定可能日を表示できるようになるといった仕組みです。
上記のように出荷リードタイムと配送リードタイムを設定しましょう。
店舗基準をクリアする
最強配送ラベルが付与されるためには、配送品質向上制度の店舗基準を満たす必要があります。
配送品質向上制度の店舗基準は、下記の内容になります。
<配送品質向上制度の店舗基準>
- 納期遵守率:96%
- 6日以内のお届け数比率:80%
- 出荷件数:100件/月以上
- 共通の送料込みライン(39ショップ)の導入
商品の出荷件数が月に100件以上が基準ということは、毎日3件以上は出荷する計算になります。
商材や事業体制によっては楽天最強配送ラベルの付与が難しい可能性があります。
商品基準をクリアする
最強配送ラベルが付与されるためには、配送品質向上制度の商品基準も満たさなければなりません。
商品基準は下記の内容を満たす必要があります。
<配送品質向上制度の商品基準>
- 午前の注文:365日いつでも「翌日お届け」指定可能
- 午後の注文:365日「翌々日お届け」指定可能
ただし、土日祝日は通常注文締め切り時間を、最短午前9時に設定ができます。
年末年始および月1回は、ショップの休業ができます。
配送品質向上制度による影響
楽天市場で配送品質向上制度が導入されると、どのような影響があるのでしょうか。
ここからは、配送品質向上制度によるEC事業者への影響、消費者への影響をそれぞれ見ていきましょう。
EC事業者への影響
楽天市場の配送品質向上制度により、EC事業者は配送体制に対する対応力が重要になります。
EC事業者は最強配送ラベルを付与されるために、楽天市場で定められた条件を満たす必要があります。
出荷件数や配送スピード、トラブルへの対応スピードなども必要で、EC事業者の顧客サービスや物流管理能力も必須です。
そのため配送体制や顧客対応のために、スタッフ業務や物流管理にかかる人件費や管理コストがかかります。
最強配送ラベルは配送品質が確保されていることの証拠であり、楽天ショップの売り上げを上げるためには、楽天最強配送ラベルを得ることが不可欠と言えるでしょう。
消費者への影響
配送品質向上制度は消費者にも、多くの影響を与えます。
配送品質が向上することでショップの信頼度が増し、ユーザーは安心して商品を購入できます。
また、配送スピードが早くなると商品が早くユーザーの手元に届くのがメリットです。
急ぎで商品が必要な場合は、最強配送ラベルの付与された商品を選択すればよいからです。
万が一配送トラブルがあったとしても、配送品質向上制度の基準を満たした対応力のあるEC事業者であれば、迅速に解決に導くことができます。
配送品質向上制度は、消費者にとって多くのメリットがあります。
楽天最強配送ラベルを取得するメリット
楽天最強配送ラベルを取得すると、EC事業者や消費者にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。
翌日着の商品が購入前にわかるので転換率が上がる
楽天最強配送ラベルを付与された商品は「翌日お届け」や「翌々日お届け」が利用できるため、消費者は商品をすぐに受け取れます。
楽天最強配送ラベルが付与された商品は、すぐに商品が欲しいユーザーにとって選びやすくなります。
配送品質向上制度により荷物の発送スピードや検索の利便性も上がるため、消費者の購買意欲が高まり転換率が上がるでしょう。
ショップへの信頼度が上がるので消費者は安心して購入できる
注文した商品が手元に届かないと消費者は不安になり、顧客満足度の低下につながります。
楽天最強配送ラベルが付与された商品があるショップであれば、消費者は安心してショッピングできます。
また、商品配送でトラブルが起こると低評価の口コミをつけられたり、リピートされなかったりとショップ自体の信頼度が低くなることも。
楽天最強配送ラベルが付与された商品は納期遵守率96%、6日以内のお届け数比率80%が基準のため、信頼度が上がり売り上げもアップするでしょう。
取得していない店舗との差別化になる
楽天最強配送ラベルが付与されたショップは、取得していない店舗との差別化ができるのもメリットです。
検索画面に同じ商品が並んだ場合、最強配送ラベルが付いた商品は顧客の目に留まりやすくなります。
スピーディな配送対応が可能な商品は、好意的なレビューも集まりやすくなります。
購入前にレビューを参考にする消費者にとっては、最強配送ラベルが付与されていない競合よりも自社のショップで買い物をしたいと思うはずです。
検索順位が上がり売り上げ向上につながる
楽天SEOは、楽天市場の検索結果で上位表示されるように、商品ページを最適化する対策です。
楽天最強配送ラベルの付与があるかないかで、楽天市場の検索順位を決める要素となる可能性があると言われています。
商品が検索上位に表示されることで、ショップや商品がユーザーの目に留まりやすくなりアクセス数が増えます。
楽天市場のアルゴリズムは変動するものではありますが、商品を顧客に認識してもらうためにも楽天最強配送ラベルを得る対策をしておくと良いでしょう。
楽天最強発送ラベルを取得するデメリット
楽天最強配送ラベルを取得することで、いくつかのメリットがあることがわかりました。
一方、デメリットもあり把握しておくことで対策が可能になります。
ここからは、楽天最強配送ラベルのデメリットを見ていきましょう。
平日以外にも土日祝日にも発送する必要がある
楽天最強配送ラベルの大きなデメリットは、平日以外にも土日祝日に発送する必要があることです。
配送品質向上制度の基準を満たすためには、翌日または翌々日にお客様にお届けする必要がありタイトなスケジュールが求められます。
EC事業者はネットショップの体制を整え、配送体制を構築しなければなりません。
リソースが足りない場合にはシステムの導入や、人員の採用など店舗側に大きな負担がかかる可能性が高くなります。
稼働日数が増えるので物流費や人件費が増える
楽天最強配送ラベルを取得するためには、即日対応にも対応する必要があり土日祝でも出社できる人員の確保が必要になります。
毎日発送することで稼働日数が増えるため、物流をスムーズにするシステム開発費や人件費が増えるのもデメリットです。
楽天最強配送ラベルを取得すると、物流コストと利益率のバランスを取るのが難しくなります。
EC事業者は、配送品質向上制度のメリットとデメリットを見極めて施策する必要があります。
ショップが最強ラベルを取得するために「楽天」が提供する4つの支援策
楽天最強配送ラベル取得のために、物流体制を整えることやシステム開発の必要に迫られる場合、ショップの負担は大きくなります。
楽天市場ではEC事業者が最強ラベルを取得するために4つの支援策を提供しています。
相談窓口の設置
楽天市場では、物流に特化した相談窓口が開設されています。
配送品質向上制度に関する相談をすると、担当の物流コンサルタントが解決策の提案をしてくれます。
楽天最強配送ラベルを付与された場合に、ECショップが上手く物流を管理できるアドバイスが得られためスムーズな運営が可能です。
配送認定のためのオンラインコンテンツ
楽天市場ではEC事業者が最強配送認定ラベルを得るために、さまざまなオンラインコンテンツを提供しています。
「配送認定ラベルNAVI」は、EC事業者がいくつかの質問に答えると品質基準を達成するための課題をわかりやすく案内してくれるツールです。
配送認定ラベルNAVIで浮き彫りとなった課題については、「楽天大学eラーニングサービス」で認定基準を満たすためのノウハウや成功事例を学べます。
受注管理の自動化支援サービス「BOSS」
楽天市場は受注管理の自動化支援サービス「BOSS」を提供しています。
BOSSを利用することで、SKUごとの在庫数や保管場所の管理が可能になります。
BOSSは外注委託をした倉庫や自社倉庫からの出荷についても管理ができるため、スムーズな物流管理と受注管理が可能です。
楽天スーパーロジスティクス「RSL」
楽天スーパーロジスティクス「RSL」は、楽天市場が運営するEC事業者が利用できる物流アウトソーシングサービスになります。
「RSL」は荷受けから保管、梱包や出荷までの一連の物流業務を一括してできるのが魅力です。
楽天最強配送ラベルの基準となっている365日出荷や土日祝出荷にも対応しているため、利便性の高いサービスとなります。
ただし、「RSL」では冷凍や冷蔵商品は取り扱いができないのが注意点になります。
楽天最強配送ラベルの注意点
最強配送ラベルの注意点は、商品の性質上、取得できない場合の対応と、ラベル取得後の品質の遵守です。
ラベルが付与されても品質が維持できていないと、ラベルが剥奪されるので注意しましょう。
取得できない商品は例外商品タグIDを商品ページに登録する
配送品質向上制度は商品によっては、楽天最強配送ラベルを取得できない場合があります。
たとえば、母の日やクリスマスなどのイベントで特定の日に商品を届けなければならない場合は、楽天最強配送ラベルの取得は難しくなります。
翌日指定の設定が難しいことや特定の日の出荷量が多いと、配送キャリアに荷量の制限をかけられることがあるからです。
楽天市場では商品の性質上基準を満たせない分類について、例外条件を設けられています。
シーズン商品や定期購入、オーダーメイド商品、レンタル品、食べ頃にお届けする商品などが例外条件を設けられています。
自社の商品が例外商品であるかどうかについては楽天市場の「配送認定ラベルNAVI」に問合せすると良いでしょう。
以下が例外商品となっていますので、該当する商品の方は例外商品タグを登録しましょう。
例外対象商品1:特定の日のお届けが必要なシーズナルイベント商品(事前予約期間)
利用審査の有無:有り
利用審査時の要提出事項:店舗URL、例外条件に該当する全商品管理番号(商品URL)、該当のシーズナルイベントの名称(バレンタインデー、ホワイトデー、母の日、父の日、敬老の日、ハロウィン、クリスマス、おせち)
店舗条件:なし
設定条件:「おせち料理セット」を取り扱う場合は、商材追加審査を経て許可を得ていること
例外対象商品2:特定の日のお届けが必要なシーズナルイベント商品(直前期間)
利用審査の有無:無し
利用審査時の要提出事項:なし
店舗条件:特定の日のお届けが必要なシーズナルイベント商品を扱っており、前年の同イベントにて出荷波動倍率(※)が3倍以上の店舗様。(利用可能な店舗様には楽天側から通知をおこないます。)
(※)出荷波動倍率 = イベント直前1週間の最大出荷件数 ÷ イベント前30日間の日次平均出荷件数
設定条件:納期情報の登録および商品ページにて、発送日(目安)を明記できていること
遵守事項:「おせち料理セット」を取り扱う場合は、商材追加審査を経て許可を得ていること
例外対象商品3:発売日が未来に予定されている新商品
利用審査の有無:有り
利用審査時の要提出事項:店舗URL、例外条件に該当する全商品管理番号(商品URL)、予約販売開始日、予約販売終了日(通常販売に切り替わるタイミング)
店舗条件:なし
設定条件:納期情報の登録および商品ページにて、発送日(目安)を明記できていること。商品ページにおいて予約販売開始日および予約販売終了日を表示すること
例外対象商品4:最適な状態でお届けするため納期が変動する商品
利用審査の有無:有り
利用審査時の要提出事項:収穫・水揚げを伴う商品の場合は店舗URL、例外条件に該当する全商品管理番号(商品URL)、タグ登録日・タグ登録解除日(十分な入荷量が確保でき、通常どおりの販売ができるようになるタイミング)
※本商品のタグの登録日/登録解除日については日単位で明確に宣言するのが難しいため、提出の際は登録日/登録解除日として年月とその月の10日/20日/月末の組み合わせを選択いただきます
※その他、最適な状態でお届けするために出荷時期の調整が必要な商品や加工が必要も申請が必要です。
店舗条件:なし
設定条件:納期情報の登録および商品ページにて、発送日(目安)を明記できていること
例外対象商品5:専用トラック手配・配達ルート調整に伴い配送日が変動する超大型商品
利用審査の有無:有り
利用審査時の要提出事項:店舗URL、例外条件に該当する全商品管理番号(商品URL)、ユーザーに対して、納期のお約束ができない旨をご説明しているページ等、配送キャリア名、配送キャリアのホームページURL、配送キャリアを利用していることがわかる送り状の写真
店舗条件:なし
設定条件:納期情報の登録および商品ページにて、発送日(目安)を明記できていること
遵守事項:配送キャリアを変更した場合、例外商品タグを解除し、再度申請すること
例外対象商品6:サービス商品(役務商品)
利用審査の有無:有り
利用審査時の要提出事項:店舗URL、例外条件に該当する全商品管理番号(商品URL)
店舗条件:なし
設定条件:納期情報の登録および商品ページにて、発送日(目安)を明記できていること
遵守事項:別途役務に関する商材追加審査を経て許可を得ていること
例外対象商品7:名入れ商品(役務商品)オーダーメイド商品(役務商品)
利用審査の有無:有り
利用審査時の要提出事項:店舗URL、例外条件に該当する全商品管理番号(商品URL)
店舗条件:なし
設定条件:納期情報の登録および商品ページにて、発送日(目安)を明記できていること
遵守事項:無償かつユーザー側で提供有無が自由に選択できる制作納品型役務以外の役務商品を扱う場合、商材追加審査を経て許可を得ていること
例外対象商品8:受注後にユーザーの情報確認が必要な商品
利用審査の有無:有り
利用審査時の要提出事項:店舗URL、例外条件に該当する全商品管理番号(商品URL)
店舗条件:なし
設定条件:納期情報および商品ページにて、発送日(目安)を明記できていること
遵守事項:受注後にユーザーの年齢や医薬品の使用等に関するユーザーの情報確認が必要な商品を扱う場合、受注後にユーザーの情報確認が必要な商品(特定小型原動機付自転車、第1類医薬品、指定第2類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品、薬局製造販売医薬品、動物用医薬品 )に関する商材追加審査を経て許可を得ていること
例外対象商品9:レンタル・貸出サービス商品
利用審査の有無:無し
利用審査時の要提出事項:なし
店舗条件:なし
設定条件:納期情報および商品ページにて、発送日(目安)を明記できていること
遵守事項:レンタルに関するガイドラインに記載の指定タグID(5002023)を商品に登録すること
例外対象商品10:ふるさと納税返礼品
利用審査の有無:無し
利用審査時の要提出事項:なし
店舗条件:ふるさと納税基本プランで出店契約を締結している店舗
設定条件:納期情報および商品ページにて、発送日(目安)を明記できていること
遵守事項:楽天市場出店契約開始後にメールで配布されるタグIDを登録すること
※出店済みの店舗様は既存のタグをそのままお使いください
例外対象商品11:海外直送商品
利用審査の有無:有り
利用審査時の要提出事項:店舗URL、例外条件に該当する全商品管理番号(商品URL)
店舗条件:なし
設定条件:納期情報および商品ページにて、発送日(目安)を明記できていること、配送方法が「国際配送」であること、海外の出荷元情報が商品ページに明記されていること、発送元が海外からのみであること、消費税率を0%に設定していること
遵守事項:海外直送に関する商材追加審査を経て許可を得ていること、発送元に国内が含まれる出荷形態に変更した場合、例外商品タグを解除すること
例外対象商品12:商品の発送を伴わない商品(役務商品を除く)
利用審査の有無:有り
利用審査時の要提出事項:店舗URL、例外条件に該当する全商品管理番号(商品URL)
店舗条件:なし
設定条件:配送方法が「発送を伴わない」または「店頭受取」であること
遵守事項:「店頭受取」やナンバープレート取得が必要な「車体」の場合、商材追加審査を経て許可を得ていること
例外対象商品13:定期購入商品
利用審査の有無:有り
利用審査時の要提出事項:店舗URL
店舗条件:なし
利用審査時の要提出事項:定期購入サービスを利用・設定していること
遵守事項:定期購入商品から通常商品に切り替えた場合は、例外商品タグを解除すること
例外対象商品14:頒布会商品
利用審査の有無:有り
利用審査時の要提出事項:店舗URL
店舗条件:なし
利用審査時の要提出事項:頒布会サービスを利用・設定していること
遵守事項:頒布会商品から通常商品に切り替えた場合は、例外商品タグを解除すること
ラベル付与後に条件を満たさないとラベルが剥奪される
条件を1回満たせば、永続的に最強配送ラベルが付与されるわけではなく、配送ルールを順守し続ける必要があります。
急に売り上げが下がったと感じる場合は、配送ラベルの条件を満たしていない事も考えられますので、配送ラベルを維持するためにもガイドラインは遵守しましょう。
楽天最強配送ラベルの条件を達成するためのコツ
楽天最強配送ラベルには細かな基準が設けられているため、「達成するのが難しいのでないか」と悩む人もいるでしょう。
楽天最強配送ラベルの取得をするには、コツを押さえることが重要になります。
ここからは、楽天最強配送ラベルの条件を達成するためのコツをご紹介します。
出荷フローを見直す
配送品質向上制度に対応した出荷フローを見直すことも、重要です。
出荷フローを一から見直すことで課題を洗い出し、楽天最強配送ラベルを取得するためにどのように対策を取ればよいか検討できます
楽天最強配送ラベルの条件を満たすためには、土日祝も出荷できる環境も整えなければなりません。
出荷フローを洗い出すことで、現状を見直し人員増員や出荷業務のアウトソーシングについても検討できます。
配送品質向上制度運用に合わせて商品ジャンルを絞る
楽天最強配送ラベルの条件を満たすためには、さまざまな企業努力が必要になります。
最初は自社のショップの規模に合わせて、配送品質向上制度のスモールスタートをするのも良いでしょう。
たとえば、配送品質向上制度運用に合わせて、基準をクリアできそうな商品ジャンルを絞るのも良いでしょう。
楽天最強配送ラベル基準をクリアした商品群のみ物流体制を整えることから始めれば、今までのオペレーションをそれほど変えずに済みます。
商品ジャンルを絞ることで、配送品質向上制度運用による売り上げとコストのバランスを見ながら、自社で無理のないショップ運用ができます。
土日祝対応の外部倉庫に物流を委託する
楽天最強配送ラベルを獲得するには、土日祝の出荷が必須となります。
社員が休日出勤をすることや休日も対応できる人を雇用する体制を整える必要があり、人件費や労働の負担が増えることになります。
そのため土日祝も、受注や物流に対応できる外部倉庫に物流を委託するのもおすすめです。
楽天市場の物流や運用にもともと精通した外部倉庫を選べば、コストと利益のバランスを見ながら柔軟な提案をしてくれます。
配送品質向上制度運用を外部倉庫に委託することで、業務の効率化も期待できます。
楽天市場の物流を外部倉庫に委託する際は、実績のある会社を選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回は、楽天市場の配送品質向上制度「楽天最強配送ラベル」についてご紹介しました。
楽天最強配送ラベルが付与されると、消費者は安心して商品を購入しEC事業者は信頼性を向上させられます。
この制度により楽天市場の集客力が上がり、出店者の集客も上がるため大きな売り上げ施策となるでしょう。
楽天最強配送ラベルの基準を満たすには、出荷フローを整えることや物流管理を整える必要がありますが、楽天市場の支援策や外部倉庫を最大限活用するとスムーズな品質向上が実現できます。
ぜひ今回の記事を参考に、楽天最強配送ラベル取得に挑戦してみてください。
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