おすすめのEC一元管理システム4つを比較、導入メリットと失敗しない選び方

おすすめのEC一元管理システム4つを比較、導入メリットと失敗しない選び方

ECサイト運営の業務効率化やリソースの最適化を検討したところ、EC一元管理システムにたどり着いた方は多いのではないでしょうか。

今回はEC一元管理システムでそもそも何ができるのか、導入のメリット、具体的なサービス例などを紹介します。

ECの発送業務でお困りではありませんか?
  • 慢性的な人手不足を解消したい
  • 出荷量が増えて自社対応が難しくなってきた
  • 付加価値をつけてリピーターを増やしたい
  • 受注から出荷までをスムーズにしたい

現在、上記のようなお困りごとがありましたら、ぜひ私たちへご相談ください。ネットショップの黎明期である1999年にEC物流を開始して以来、 あらゆる課題を解決してきた物流のプロが御社に最適なプランをご提案させていただきます。まずは、サービス資料をご覧ください。

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EC一元管理システムとは

EC一元管理システムとは複数のECサイトを運営するにあたって発生する業務を、まとめて管理できるシステムです。

ビジネスの規模が大きくなってくると複数のECサイトを活用して販売網を確保するようになります。

最初はBASEだけだったのが、Instagramでも販売するようになり、そのうち楽天、Amazonなど、どんどん増えていくでしょう。

ECサイト運営に関わる業務には

  • ECサイト上の受注処理
  • ECサイト上の出荷処理
  • ECサイト上の在庫管理
  • 売上決済管理
  • 商品登録
  • 発注や仕入れ管理
  • 各サイトの顧客動向や売行きなどの分析
  • キャンセル処理や問合せ対応
  • お客様へのメール対応
  • 返品返金処理

ざっと書き出しただけでもこれだけあります。

これらを複数のECサイトごとに個別におこなっていたのでは業務量が増える一方です。売上以上に人的リソースなどが圧迫されます。

また、業務が増えることで販売の品質が下がったりミスが増えてしまっては、売上への悪影響も出ます。

EC一元管理システムを導入することで、複数のECサイトを運営する負担を大幅に軽減できます。

EC一元管理システム導入のメリット

EC一元管理システム導入によって得られるメリットを紹介します。

複数のECサイトを同時に管理できることは単なる業務効率化以上に恩恵があります。

一画面で全てのECサイトの更新が可能

これまで各ECサイトの管理画面にいちいちログインしなければならなかったのが、EC一元管理システムにログインすれば全てのECサイトの状況を見れて操作も可能です。

全てのECサイトの受注状況を並列で見ることができ、処理漏れもなくなります。状況を正確に把握できるようになります。

また、自動更新機能を使えば、いちいちその都度操作をしなくても設定した時間に希望の操作をしてくれます。

これまで各ECサイトごとに新商品のアップロード、タイムセールなどを行っていたのを一度の操作で完了でき、業務負担の軽減が可能です。

人為的ミスの削減

手動で多くのサイトの対応をしていると、必ず処理漏れや誤操作などが発生します。

EC一元管理システムであれば、一つの管理画面で全てのサイトを操作できるため、混乱が少なくなり人為的ミスの削減につながります。

新人に教えるのが簡単に

EC一元管理システムの管理画面の使い方さえわかれば全ECサイトを更新できるため、新人へも操作を教えるのが容易です。

全てのECサイトの管理画面の操作方法を教える必要がなくなるため、戦力として業務に慣れるスピードが早くなります。

データ分析が容易になる

全てのECサイトの販売状況や在庫状況を一目で把握し、比較も可能なため、これまでいちいち各サイトの状況をスプレッドシートに入れてデータ管理していた手間が不要になります。

EC一元管理システム上で各サイトを分析することで、各サイトの顧客の動向、売れ行きなどの傾向が正確にわかり、各ECサイトの施策も打ちやすくなるでしょう。

商品のラインナップに微妙に差をつけたり、キャンペーンの文言や特典をあえて変えるなど、個別に設定したのでは手間がかかりすぎて不可能だったこともできるようになります。

自社にあったEC一元管理システムの選び方

世にある数多くのEC一元管理システムの中からどのように自社に適したものを選べば良いのでしょうか。

ここでは3つのポイントをご紹介します。

ECモールやカートとの連携

自社が出店しているECモールや利用しているカートシステムと連携できるものを選びましょう。

未対応の場合、個別対応が必要になり業務効率が悪くなりますので、注意が必要です。

アプリやプラグインなどの拡張機能でモールやカートを追加連携できるサービスもありますので、自社のニーズに合わせて検討しましょう。

倉庫管理システムとの連携

倉庫への出荷指示や、出荷時の発送メール送信といった作業は、倉庫管理システムなどと連携することでスムーズに行われます。自社で利用している倉庫管理システムと連携可能かを確認しましょう。

多くの一元管理システムでは、CSVデータのやり取りができれば連携できますが、APIでタイムリーに連携ができると、より一層効率よく業務を行えます。

システムの使いやすさ

新しいシステムを導入後は、システムの操作に慣れるまで時間がかかります。操作方法についても事前に確認するようにしましょう。

操作方法がシンプルであれば、物流業務全体の業務効率向上を目指せます。システムによっては、無料トライアルできる場合もあるため、積極的に活用しましょう。

おすすめEC一元管理システム4選

ネクストエンジン

ネクストエンジン

https://next-engine.net/

ネクストエンジンは複数のECサイトの受注管理や在庫管理、商品登録を全てシステム上で一括で行えます。

カスタマイズ性の高さが特徴で、追加のアプリを利用して自社のEC運営に合う形にシステムを成長させられます。

大手のECサイトにはほぼ対応している無難なシステムとも言えそうです。

初期費用はありません。受注件数が増えれば費用が増える仕組みですが、毎月の受注件数が400件までであれば月額10,000円で利用できます。超えた分は従量課金です。

コマースロボ

コマースロボ

https://www.commerce-robo.com/

コマースロボは、ECサイトの受注処理を自動化するロボットと倉庫の管理や出荷処理を自動化するWMS(Warehouse Management System)の大きく2つの機能があります。

ECサイト関連の事務作業や倉庫関連の業務を自動化したいとお考えの場合におすすめです。

人ではなくロボットが確認することで、受注処理も倉庫業務もヒューマンエラーが減り工数が削減できます。

さらにデータから需要予測や適切な発注量やタイミングの予測もロボットが行うため、これまでよりも戦略的な運営が可能です。

料金は受注管理と倉庫管理機能がついた自動出荷プランが月額10,000円〜、さらに発注管理もついたSCMプランだと月額30,000円〜です。

これはあくまでシステムの提供のみなので、WMSを使える倉庫は別途用意しておく必要があります。倉庫の紹介もコマースロボ側で可能です。

クロスモール

クロスモール

https://cross-mall.jp/

クロスモールもECサイトの基本的な業務である受注管理や在庫管理、商品登録を一括で行えるシステムです。

またセット品の管理が簡単なのは特徴といえるでしょう。

料金体系は登録している店舗数と商品点数ベースです。例えば、スーパーライトプランであれば月額5,000円×登録サイト数となります。

このプランだと商品点数は1000点まで、そのうち注文数は500件までという制限があります。

まだ店舗数が少なく、商品点数も予測しやすい場合には特に向いているシステムです。

アシスト店長

アシスト店長

https://assist-tencho.com/

アシスト店長も他のシステムと同じく受注管理や在庫管理、商品登録を一括で行うことができますが、顧客管理能力が優れているのが大きな特徴です。

顧客ごとの購入回数や問い合わせや対応履歴なども一目で確認でき、顧客生涯価値の最大化をアシストするツールです。

料金体系は初期費用50,000円〜、月額25,000円〜で受注件数による従量課金制です。

見積もりでの料金確定となり機能ごとに費用がどんどん追加されますので、すでに事業として安定して売上が立っている場合に向いています。

まとめ

これからEC事業を本格稼働させよう、規模を拡大しようという方には、まずはクラウド型のEC一元管理システムがおすすめです。

現在抱えている課題を抽出し、目指すゴールを設定した上で、各サービスの無料トライアルなどを利用し、使い勝手を比較してみるのが良いでしょう。

どのEC一元管理システムを使うかによって業務効率化の達成度は大きく左右されますし、顧客満足度にも大きく影響します。

導入するシステムは慎重に選びましょう。

EC事業において取り扱い商品数や在庫量が増加すれば、EC一元管理システムの活用に加え物流機能の外注も必要になるでしょう。

醍醐倉庫では、オーダーメイド型の物流代行業者として、種類豊富なラッピングや顧客ランクに応じたセット組・同梱物の対応、電子機器の通電検品など、さまざまなケースに対応しています。

また、拠点は東京都内のため、日本全国どこにでも比較的速く商品を配送できます。

ヒューマンエラーが発生しない仕組みと独自のノウハウにより、出荷誤差発生率は0.0013%以下(2019年度実績)と、一般的な目標値0.01%を大きく下回る数値を実現しました。

商品の販売数を継続的に伸ばすには、顧客満足度の向上が欠かせません。

長期的な目線で対応できる物流代行業者をお探しの方はお気軽にご相談ください。

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醍醐倉庫ブログ編集部
醍醐倉庫株式会社のEC通販・ネットショップ事業者向け物流アウトソーシングサービスのメンバーによって構成される編集部。20年以上EC物流をサポートしてきた実績と豊富な知識をもとに、EC・ネットショップ運営に役立つさまざまな情報をお届けします。

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