ネットショップを運営している企業や個人の方は、商品のサイズによって配送方法を選択すると思います。
そこで今回は、日本における主要な宅配業者であるヤマト運輸、日本郵便、佐川急便のメール便サービスについて徹底比較します。
本記事では、それぞれの企業が提供するメール便の
- 料金
- 配達スピード
- サイズや重さの制限
- 追跡機能
- 補償制度
などの要素を比較し、あなたが最適な配送方法を選べるようにサポートします。
これらのサービスは、小型・軽量の商品や書類を低コストで発送できる点が魅力ですが、それぞれに特徴と利点があります。
どのメール便があなたのニーズに最適なのか見つけましょう。
- 慢性的な人手不足を解消したい
- 出荷量が増えて自社対応が難しくなってきた
- 付加価値をつけてリピーターを増やしたい
- 受注から出荷までをスムーズにしたい
現在、上記のようなお困りごとがありましたら、ぜひ私たちへご相談ください。ネットショップの黎明期である1999年にEC物流を開始して以来、 あらゆる課題を解決してきた物流のプロが御社に最適なプランをご提案させていただきます。まずは、サービス資料をご覧ください。
無料ダウンロードメール便とは?
メール便とは、主に小型・軽量の商品や書類を低コストで発送するための郵便サービスです。
厚さや重さに制限があるものの、郵便料金が安価なため個人やビジネスで広く利用されています。
メール便は通常封筒や簡易包装で送られ、ポスト投函やポスト受け取りが基本となります。
インターネットショッピングの普及により、小型商品の発送方法としてメール便が注目を浴びています。
各配送業者が独自のメール便サービスを提供しており、迅速かつ低コストで小型商品を届けることができます。
メール便は、サイズや重さに制限があるものの、全国一律の料金で配送が可能で追跡サービスも利用できるため、安心して利用できます。
ネットショップ経営者や個人での発送にも利用しやすいメール便は、小型商品の発送に欠かせない存在となっています。
ただし、メール便は宅配便と比べて補償制度が限定的で、配送事故や遅延に対する保証が少ないため貴重品や緊急性の高い荷物には不向きです。
メール便サービスの選び方・比較ポイント
料金
メール便サービスを選ぶ際に、料金は重要な要素です。
各宅配業者が提供するメール便の料金は、重さやサイズ、追跡機能の有無によって異なります。
まず、発送予定の荷物の重さやサイズを確認し、それに適したプランを比較してください。
料金だけでなく、発送先やサービス内容も考慮しましょう。
また、一部の業者では、定額制のメール便サービスや割引制度を利用できる場合があります。
とくに定期的に発送する場合や大量発送が予定されている場合は、こうしたプランがお得になることがあります。
重量・寸法
メール便サービスを選ぶ際、重量と寸法は非常に重要なポイントです。
各宅配業者はメール便に対して独自の重量やサイズの制限を設けています。
まず、発送する荷物の重量とサイズを正確に計測し、それに適合するサービスを見つけることが必要です。
重量制限は一般的に1kg以内であり、サイズ制限も厚さや幅・長さに基づいていますメール便はポストに投函されるため、破損しやすいものや厚みのあるものは不向きです。
適切な梱包材を用意し、荷物を安全に発送できるよう配慮しましょう。
スピード
配送スピードもメール便サービスを選ぶ際に重要な要素です。
業者によっては、翌日配達を実現するサービスも提供されていますが、一般的にメール便は宅配便に比べて配送に時間がかかることがあります。
緊急性が高い荷物や期日厳守の必要がある場合は、配送スピードを重視したサービスを選ぶことが重要です。
各業者の配送スピードは、エリアや発送時期によっても異なるため、事前に確認しておくことがおすすめです。
追跡・補償内容
メール便サービスを選ぶ際、追跡機能と補償内容も大切です。
業者によっては追跡機能が付いているプランがあり、荷物の配送状況を確認できます。
配送途中での荷物の状態を把握したい場合は、追跡機能が付いたサービスを選ぶことがおすすめです。
また、メール便の補償内容は宅配便と比べて限定的です。
紛失や破損が発生した場合の補償金額は一定額に制限されていることが一般的で、貴重品や高額な商品の発送には不向きです。
国内大手3社のメール便サービス比較
ヤマト運輸
ヤマト運輸では、
- ネコポス
- クロネコDM便
の全2種類のメール便サービスを提供しています。
ネコポス
ネコポスは全国一律料金で発送が可能で、翌日配達が可能です。
重量制限は1kg以内、厚さ3cmまでの荷物に対応。宅急便センターやコンビニから発送でき、ポスト投函されるため受け取りの手間が省けます。
- 送付できる物(例):衣服、本、CD、化粧品、雑貨など
- 料金:385円
- 追跡:なし
- 補償:あり
詳しくは下記よりご確認ください。
https://business.kuronekoyamato.co.jp/service/lineup/nekoposu/index.html
クロネコDM便
クロネコDM便は主にダイレクトメールの発送に適しています。
法人や個人がヤマト運輸と契約し、カタログやパンフレットといった販促物などを全国へ送れます。
受領印が不要な投函サービスです。
料金は重量に応じて変動し、重量制限は1kgまでで郵便局やポストから発送が可能です。
- 送付できる物(例):カタログ、パンフレット、チラシなど
- 料金:全国一律料金で数量や出荷形態などの諸条件に応じて価格を提示(※1冊あたりの上限金額は167円)
- 追跡:なし
- 補償:なし
詳しくは下記よりご確認ください。
https://business.kuronekoyamato.co.jp/service/lineup/dmbin/
日本郵便
日本郵便では、
- ゆうメール
- クリックポスト
- ゆうパケット
- レターパック
- スマートレター
の全5種類のメール便サービスを提供しています。
ゆうメール
重量制限は1kg以内で、料金は重さに応じて変動します。
ポスト投函されるため手間がかからない点が魅力です。
ただし、補償制度は限定的で、貴重品や高額商品の発送には不向きです。
- 送付できる物(例):本、冊子、カタログ、CD、DVDなど
- 料金:180円〜360円
- 追跡:なし
- 補償:代金引換金額が30万円以下で簡易書留の場合に補償付きで利用可能
詳しくは下記よりご確認ください。
https://www.post.japanpost.jp/service/yu_mail/
クリックポスト
クリックポストは全国一律の料金で発送できます。
重量制限は1kg以内、厚さ3cmまでの荷物に対応できます。
オンラインで発送手続きが可能です。ポスト投函されるため受け取りの手間が省けます。
- 送付できる物(例):衣服、本、CD、化粧品など
- 料金:185円
- 追跡:あり
- 補償:なし
詳しくは下記よりご確認ください。
https://www.post.japanpost.jp/service/clickpost/
ゆうパケット
ゆうパケットは小型の荷物を安価に発送できます。
重量制限は1kg以内、サイズ制限もあります。郵便局の窓口やポストから発送可能です。
- 送付できる物(例):衣服、サプリメント、CD、冊子、スマホケースなど
- 料金:厚さ1cm以内 250円、厚さ2cm以内 310円、厚さ3cm以内 360円
- 追跡:あり
- 補償:なし
詳しくは下記よりご確認ください。
https://www.post.japanpost.jp/service/yu_packet/index.html
レターパック
レターパックは全国一律料金で発送できます。
2種類のプランがあり、重量制限は4kg以内。
追跡機能が付いており、郵便局で手続きが可能です。
ポスト投函ではなく、宛先まで手渡しで配達されるため、受け取り確認ができます。
- 送付できる物(例):衣服、本、CD、化粧品、雑貨など
- 料金:レターパックライト 370円、レターパックプラス 520円
- 追跡:あり
- 補償:なし
詳しくは下記よりご確認ください。
https://www.post.japanpost.jp/service/letterpack/
スマートレター
スマートレターは全国一律料金で、重量制限は1kg以内、厚さ2cmまでの荷物に対応できます。
追跡機能があり、郵便局やポストから発送できます。ポスト投函されるため手間がかかりません。
- 送付できる物(例):衣服、本、CD、文房具、雑貨など
- 料金:180円
- 追跡:なし
- 補償:なし
詳しくは下記よりご確認ください。
https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/
佐川急便
佐川急便では、
- 飛脚ゆうパケット便
- 飛脚ゆうメール便
の全2種類のメール便サービスを提供しています。
飛脚ゆうパケット便
飛脚ゆうパケット便は、お客様から預かった荷物などを佐川急便が差出人となって郵便局に差し出し、郵便局の配達員がゆうパケットとして届けるサービスです。
- 送付できる物(例):衣類品、サプリメント、CD・DVD、雑誌、コミックなど
- 料金:1cm以内 250円、2cm以内 310円、3cm以内 360円
- 追跡:あり
- 補償:なし
詳しくは下記よりご確認ください。
https://www.sagawa-exp.co.jp/service/y-packet/
飛脚ゆうメール便
飛脚ゆうメール便は小型の荷物を発送でき、料金は重量に応じて変動します。
縦34cm・横25cm・高さ3cm・重量3kg以内のお荷物を、佐川急便営業所から発送が可能です。
- 送付できる物(例):雑誌、カタログなどの印刷物の他、CDやDVDの発送も可能
- 料金:200g以内 115円、500g以内 168円、1kg以内 299円、2kg以内 330円、3kg以内 456円
- 追跡:あり(バーコードでのお荷物追跡により、配達状況の確認が可能)
- 補償:あり
詳しくは下記よりご確認ください。
https://www.sagawa-exp.co.jp/service/y-mail/
まとめ
今回は
- メール便とは?
- メール便サービスの選び方・比較ポイント
- 国内大手3社のメール便サービス比較
についてご紹介しました。
ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便が提供する国内メール便サービスは、業者ごとに料金、重量・寸法制限、配送スピード、追跡機能、補償内容などが異なります。
ネットショップを運営する上では、商品にあった最適なサービスを選ぶことが重要です。
自社で商品を発送するのに手間がかかったり、人員にリソースを割けない場合は、プロにアウトソーシングするのもおすすめです。
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