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ネットショップの市場規模
令和4年の日本国内の消費者向け電子商取引市場規模は、22.7兆円となり、前年は20.7兆円と9.91%拡大していることがわかります。企業間電子商取引においても、市場規模は420.2兆円となり、前年が372.7兆円、前年比12.8%増加しました。
この結果は、BtoB、BtoCともに商取引の電子化が引き続き進展しているということになります。
コロナ禍で、ECサイトの利用が定着したこともあり、今後も日本のネットショップは拡大していくといえます。
ネットショップ開業に必要な手順
ネットショップの市場規模が拡大しているという状況で、個人から企業に至るまで、ショップを開業しようと検討をする人が増加しています。
ネットショップ開業にはどのような手順が必要なのでしょうか。
大まかな流れは以下のとおりです。
- コンセプトを考える
- 商品を製造、仕入れる
- 必要な届け出を行う
- 出店先を決める
- サイトを作成する
- 開店前の準備行う
- サイトをオープンさせる
- 個人事業主の場合は開業届を提出する
それではコンセプト決めから、製造、仕入、必要な届出など、ネットショップ開業の手順を具体的に解説していきます。
コンセプトを考える
まずは、自社のネットショップのコンセプトを決めることからはじめます。
商品を通してお客様に伝えるメッセージと考え、ブランドを貫く考え方や概念を考えてみましょう。
お店のコンセプトを明確にすることで、「どのような商品を販売するか」「どのような人をターゲットにするか」「ネットショップのデザインはどうするか」などさまざまな内容が決まります。
ネットショップのコンセプトは、他店舗との差別化にもつながります。
自社で買うと、ユーザーにとって、どのようなメリットがあるのかを確認しましょう。
他社との違いがはっきりしたサイトは、お客様も買いやすく、充実したネットショップになるはずです。
そのためには、競合他社の分析も重要。コンセプト決めは念入りに行いましょう。
商品を製造、仕入れる
コンセプトが決まったら、商品の製造または仕入れを行います。
まずは、商品を仕入れてセレクトショップ形態にするのか、自社のオリジナル商品を販売するのかという点を考えましょう。
商品を仕入れる場合は、仕入れのルートを開拓する必要があります。
ネットショップの商品を仕入れるにはさまざまな方法があるので、安くよい物を仕入れられるよう施策してください。
商品の仕入れ方法
- ネットショップの仕入れサイトを利用する
- 展示会などのイベントに参加して仕入れ交渉をする
- メーカーに直接交渉
- OEM会社に依頼する
- 代理店から購入
- 海外から仕入れる
商品の製造や仕入れをしたら、商品の管理や在庫の管理をどうするのか決める必要があります。
ネットショップを開業したら、商品を預けるだけで、販売や発送、在庫管理、顧客対応をする販売代行サービスもあるので、検討するのもよいでしょう。
商品を製造や仕入れるだけではなく、ネットショップの運営や在庫管理などもしっかりと決めていく必要があります。
必要な届け出を行う
ネットショップの開業準備と共に進めたいのが、運営するために必要な届出を行うことです。
ネットショップでは、取り扱う商品によって、許可や資格が必要です。
必要な許可を取らずに商品を販売すると、罰則があるので注意してください。
許可や資格を取得するのには、期間がかかるものがあるので、早めの準備が必要です。商品の種類によりどのような許可が必要なのかを表に示します。
取扱商品 | 許可または資格 |
食品 | 食品衛生責任者 食品衛生法に基づく営業許可 |
古物(中古品) | 小物商許可 |
酒類 | 一般酒類小売業免許 通信販売酒類小売業免許 |
化粧品 | 仕入れをして販売→許可は必要ない 製造を自社で行う→化粧品製造業許可 化粧品製造販売業許可 |
医薬品 | 薬局開設許可 登録販売者の資格 薬剤師の資格 医薬品販売許可 特定販売許可届出 |
出店先を決める
ネットショップを開業する上で、「自社で独自のネットショップを出すのか」、「モールで出店するのか」のように出店先を決める必要があります。自社サイトの場合、集客についてはしっかりと施策をする必要がありますが、自由度の高いオリジナリティのあるサイトを作りやすいというメリットがあります。
コンセプトや世界観を盛り込んだサイトデザインは、ファンもつきやすくなるはずです。
一方、モールで出店する場合は、デザインの自由度がなく、モールのガイドラインに従った出店をしなければなりません。
ただし、モールは集客力があり、定期的にキャンペーンを行っているのがメリット。
リピーターを獲得するのにもおすすめです。
ただし、競合他社が多いので、「この店でしか体験できない」というような、差別化をはかる施策も大切です。
サイトを作成する
出店先が決まれば、サイトを作成する作業に取りかかります。
サイトの制作は、出店先によって違いがあります。自社のサイトであれば、デザインは自由度がありますが、カートやお問合せフォームなどさまざまな設定を自分で行うため、手間や時間がかかります。
楽天市場やAmazonなどのモールの場合、審査や、カート、決済方法や配送方法を決めること、テンプレートの選択やデザイン、商標登録など細かい作業があります。
モールのサービスにより、ガイドラインに違いがありますので、違反しないように注意する必要があります。
開店前の準備を行う
サイト制作が完成したら、開店前に仮注文を行いましょう。注文から発送までの流れに問題がないかのチェックをします。
チェックポイントは下記の通りです。
- 商品の掲載に問題はないか
- 商品のバリエーションを選択できるか
- カートに商品がスムーズに入れられるか
- すべての決済を選択できるか
- 注文確認メールは届くか
- 会員登録はスムーズにできるか
- クーポン券や割引は機能しているか
お客様が、商品をカートに入れて、注文完了まで迷うことなくできるのかを念入りにチェックしましょう。
商品を選択してから購入完了まで、スムーズな動線のあるサイトは、好印象です。リピーターもつきやすくなりますよ。
サイトをオープンさせる
仮注文が完了したら、いよいよサイトをオープンさせます。
やっと開業したと安心される方も少なくないはずですが、ネットショップを開業しただけでは、商品は基本的に売れません。
ネットショップをオープンさせてからが本番。売り上げが上がるようにサイト運営をしていきましょう。
ネットショップを運営するには、販売管理、集客や販促などさまざまな業務があります。
個人事業主の場合は開業届を提出する
ネットショップを開業する際は、個人事業主の場合は開業届を提出しましょう。
開業届は、税務署に提出する書類です。個人が事業を始めるとき、変更するとき、廃止するときに提出します。
開業届は、事業を開始した日から、1ヶ月以内に、会社の住所を管轄する税務署に提出します。
届出には費用はかかりません。
ネットショップの売り上げアップに必要なこと
ネットショップは開店しただけでは、お客様からのアクセスはありません。
お客様にサイトに来ていただき、購入してもらい、売り上げアップにつながるのです。
ネットショップの売り上げアップにはどのようなことが必要なのでしょうか。
SNSで集客する
お客様に来店してもらうためには、集客することが大切です。
集客はさまざまなものが考えられますが、第一の施策として、SNS集客が有効です。
InstagramなどのSNSは無料ではじめられるものが多く、ブランドの公式アカウントを開設し、フォロワーや顧客、ファンの方に見てもらいます。
お客様とのコミュニケーションを取りながら、ネットショップへの集客に繋げられます。
新商品の情報やキャンペーンなどの情報も発信するとよいですよ。
お客様はSNSを情報収集という意味でも利用しているので、ターゲット層に適切な発信をすることで、認知度も上がります。
Instagramではショッピング機能もあるため、有効活用しましょう。
SEO対策を行う
SEO対策も重要な集客方法です。SEO対策とはGoogleやYahoo!といった代表的な検索エンジンで、ユーザーが検索で使うキーワードの上位に自社のネットショップを表示させるようにする対策です。
こちらも無料で対策できますがテクニックが必要。
とくに、自社のネットショッピングサイトをつくる方にとって、SEO対策は重要な集客動線です。
検索ボリュームの多いビッグキーワードだけではなく、ロングテールワードも分析し、施策していきましょう。
ネットショップの集客にはWEB広告の利用も取り入れるとよいです。
キーワード連動型広告を使えば、ターゲット層に届きやすく効率的に集客ができます。
広告を使用する
リスティング広告
リスティング広告は検索連動型広告のことです。
GoogleやYahooなどでユーザーが検索したワードに合わせ、上位に広告が表示される仕組みになっています。
訴求方法はテキスト形式で、ユーザーが検索したワードに連動した商品やサービスが表示されるので、ニーズに合わせた広告表示ができます。
SNS広告
SNS広告は、ユーザーのタイムライン上に広告が表示されるシステムです。
SNS広告にはさまざまなメリットがあり、集客効果も見込まれます。
特に自社と関連のあるユーザーに広告を表示させることが出来るので、商品と親和性の高いユーザーにリーチすることができます。
動画広告
動画広告とは、インターネット上の動画による広告のこと。
youtubeなどで動画を再生しようとすると、先に流れる動画広告のことです。動画広告もさまざまな観点から集客に効果的といわれています。
各種モールの広告
楽天市場やYahoo!ショッピングでは出店者向けに、モール内での検索連動型や特集広告など様々な有料の広告が多数揃えられています。
マニュアルなども完備されているため、運用も安心です。
多店舗展開を行う
多店舗展開とは、自社サイトを運営しながら、モール出店や他複数のモール出店を利用すること。
多店舗展開をすることで、販売経路を増やすという展開ができます。
自社サイトとモール出店、自社サイトと新しい自社サイトなどの組み合わせが一般的なパターン。
実店舗を運営しながらも自社のECサイトでの販売も行うという方法も。
実店舗が売り上げ低下をしている場合にはネットショップを起ち上げることで、売り上げアップの対策になります。
リピーターを獲得する
新規顧客を獲得する集客ばかりをするよりも、2回目、3回目を購入してくれるリピーターを獲得する対策も重要です。
広告を見てアクセスしてくれたお客様より、ブランドや商品を気にいって来店してくれたお客様は、常連となる可能性が高いといわれています。リピーターが多ければ、その分売り上げは安定します。
また、口コミを掲載してくれる可能性も。リピーターが多いということは、顧客満足度の指標にもなるはずです。
リピーターを獲得するための施策としては下記のような施策が考えられます。
- ポイント、クーポンの発行
- 会員やアプリ限定の割引
- 月刊誌やカタログの定期的配布
- メルマガ配信
- SNS投稿
- 特定の日に限定したプロモーション(0、5がつく日)
- 複数回購入でお得になる
- レビュー投稿者にプレゼント企画
販促キャンペーンを行う
販促とは、自社の商品に興味を持った購買意欲のあるお客様のこと。
いうなれば、一度購入してくれたお客様にリピーターになってもらう施策でもあります。
販促を行うことで、長期的に購入してもらえる可能性も。
集客と販促両方の施策を行うことで、安定的な売り上げを目指します。
販促キャンペーンにはさまざまな施策が考えられます。
販促キャンペーン | 内容 |
クーポン配布 | 新規登録や1度購入したことのあるお客様に対してクーポンを発行 |
セール | 一定の期間にセール価格で販売 |
送料無料 | 一定期間送料無料にする |
福袋 | 年末年始に福袋を販売 |
ポイントアップ | 〇〇円ごとにポイントを付与 |
期間限定 | 限られた期間でしか購入できない商品の販売 |
コラボ販売 | 他ブランドと共同で商品を販売。 |
会員ランク | 会員ランクで顧客を区切り、限定情報を流す |
在庫処分 | シーズンが終わった商品、型落ち商品の販売 |
まとめ買い | まとめて買うと割引が受けられる |
友達紹介 | 友達を紹介すると割引やクーポンをもらえる |
数量限定 | おひとり様〇点までという販売。 |
定期便 | 定期便で契約することで、通常より安く買える |
特別な日(お誕生日など) | 特別な日に割引される |
ネットショップ開業の注意点
ネットショップを開業するにあたり、抑えておきたい注意点があります。
抑えておかないと罰則や、企業の信頼度が低くなるリスクがあります。念入りにチェックしましょう。
商材によっては許可や資格が必要
ネットショップで商品を販売するには、実店舗で販売するのと同様、さまざまな種類の許可や資格が必要となります。
法律の有無を調べて適切な許可や資格を取得してから、ショップをオープンさせましょう。
自社の取り扱う商品がどのような許可が必要であるのかは、入念に調べるようにしましょう。
特定商取引法に基づく表記を記載する
実店舗と違い、ネットショップの販売では商品をお客さんに手に取って購入してもらうことができません。
通信販売独自のトラブルから、消費者を保護する目的で適用されるのが、「特定商取引法」です。
特定商取引法には、通信販売を行う際の広告に「必要的記載事項」を表示することが義務とされています。
そのため、ネットショップでは、「特定商取引法に基づく表示」というページを記載する必要があります。
他のネットショップはどのような記載になっているのかをチェックして、必要事項を記載しましょう。
事業者の名称、住所、電話番号、支払い方法と時期、引き渡し時期、返品特約やサイトポリシーなどが一般的です。
個人情報の程やセキュリティ対策は万全に
個人情報保護法とは、特定商取引法と同様抑えておきたい法律です。
個人情報を扱うことの多いネットショップでは、個人情報保護法をよく理解し、個人情報保護に努め、ガイドラインに沿った表示を行いましょう。
自社のサイトでは、独自の表示をする必要がありますが、モールなどには事前に例文があるものも。
内容をしっかり理解した上で、自社の店舗用にアレンジし、お客様が安心して買い物できるようにしましょう。
販売サイトによって販売できないジャンルがある
ネットでは、どんな商品でも販売できるわけではなく、モールや販売サービスによっては、販売できないジャンルがあることを確認しましょう。
無形商品や商材は、プラットフォームによっては一部販売を禁止されていることがあります。
たとえば、情報商材や論文の代筆などがあげられます。無形商材は、有形商品、商材と比べトラブルが発生する可能性が高いからです。
収支は正確に計算する
せっかく開業したネットショップなので、収支も正確に計算することは、ビジネスとして成長していく上で重要な点です。
収支を日々入力することで、売り上げだけではなく、売れ筋の商品や受注の多い日などの情報も分析できます。
会計ソフトを利用するとスムーズに計算ができるのでおすすめです。
クレームは迅速に対応する
お客様からのクレームは迅速に対応するのが鉄則です。
お客様がせっかく購入してくれたのに、納品間違いや商品不良などの不備があるのはがっかりさせてしまいます。
クレーム対応が遅ければ、お客様も不安になりますし、急ぎで商品が欲しい場合もあります。
お店の信頼度を上げるためにも、クレームは迅速に対応しましょう。
業種・商材ごとの開業ポイント
ここでは、商材ごとの開業ポイントを紹介します。
おもちゃ
- 商品のコレクターがいる
- 販売に関して資格が不要
- 著作権には注意
車、バイク
- 市場規模は、約1兆1000億円と非常に大きい
- 競合他社が多いので、「この店でしか体験できない」というような、差別化をはかる施策も大切
- リピーターが獲得できる
アクセサリー
- ハンドメイドから始められるなど手軽
- 基本的に在庫スペースが少なく、倉庫保管料が抑えられる
- 魅力的な写真を掲載する事を意識する
健康・サプリメント
- 人々が興味関心を持っているジャンル
- 場合によっては資格や許可が必要
- リピート率が高いジャンル
食品
- EC化率は低い
- 食べたいと思える写真が重要
- モールだと楽天市場がおすすめ
レザークラフト
- ハンドメイドも販売する事ができる
- ワニ、ヘビ、トカゲなどのエキゾチックレザーはワシントン条約に注意する
- ギフト需要がある
お酒
- ECで販売するには通信販売酒類小売業免許が必要
- 未成年者に販売しないようチェックボックスでの年齢確認など工夫をする
- 酒類販売管理者が必要
ベビー服・子供服
- 市場規模が大きくは8000億円から9000億円程となっている
- 個人でも資格もいらず開業が可能
- その分競合も多い
ペットグッズ
- 流通総額は右肩上がりのジャンル
- 小売店などに製造した商品を販売する際にペットフードの販売は帳簿の記載・保存を行う必要がある
- トライアル商品、定期通販の初回お試しを用意する
化粧品
- EC化率は6%程度なので伸びしろがある
- 許可が必要な場合があるので事前に確認する
- 定期販売を行いリピーターを獲得する
アパレル
- リアル店舗に比べてECの開業資金は安い
- 季節感を意識したスケジュールを立てる
- 写真はモデル画像を多用する
インテリア雑貨
- ターゲット層が広い
- 色々な切り口で商材を揃えられる
- 仕入れサイトも充実しているジャンル
便利な外注サービスの紹介
運営代行
運営代行はサイトの運営を代行してくれるサービスです。
部分的作業や、丸投げ、コンサルティングなど、業者によって様々ですが、自社で人員やノウハウ不足と感じた場合は頼れる強い味方です。
以下のようなポイントを押さえておきましょう。
- 業者によってサービスの提供内容は異なる
- コストがかかるのでスポット利用なのか、売り上げアップなのかなど依頼する目的を決める
- 相見積りを行う
商品登録代行
商品登録の代行会社は商品の登録を専門としている会社です。
業者は楽天に特化している場合や、複数モールや自社サイト対応など、提供しているサービスが異なります。
登録したいサイトに特化した業者に依頼する事をおすすめします。
- 紙ベースのカタログでも登録してくれる場合がある
- 急な大量登録などに重宝する
- 比較的安価な場合が多い
物流代行
物流代行は商品の保管、荷受け、発送など物流関係の業務を請け負ってくれます。
出荷量が少ないうちは依頼しないと思いますが、出荷量が増えてくると出荷作業に時間がかかるようになりますので、その際に有効活用できます。
- 依頼する際は自社で出荷した場合と依頼した場合をコスト面などで比較する
- 少量だとコスト高の場合がある
- 自社のシステムに合うか確認する
ネットショップ開業におすすめのサービス
ネットショップ開業をするために、簡単で便利なサービスやモール出店があります。ここからは、ネットショップにおすすめのサービスをご紹介します。
売る倉庫/醍醐倉庫株式会社
売る倉庫は、倉庫に預けるだけで楽天市場とYahoo!ショッピングで商品の販売が出来るサービスです。
商品さえあれば、すぐに商品の販売ができ、サイトの運営はネットショップ歴10年以上のベテランが担当しますので、ノウハウも不要です。
事業者様はネットショップの売り上げを最大化するために、仕入れや集客業務に集中して取り組むことができます。
BASE/ BASE株式会社
BASEは、2012年に設立された、ASP型のネットショップ作成、運営サービスです。
受注管理システム、決済機能、サイトデザイン、解析ツール、ショッピングカート、問合せフォームなどを提供。
その他さまざまなサービスを導入でき、人気の高いサービスとなっています。2023年6月の時点で、200万ショップを突破。
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料(グロースプランは5980円) |
販売手数料 | 3.6%+40円+3%(無料プラン) |
振込手数料 | 一律250円 |
STORES/ STORES株式会社
2012年に設立されたASP型ネットショップ作成、運営サービス。初期費用、月額費用は無料で売れた部分だけ手数料がかかる仕組みです。
売り上げ見込みがわからない人でもリスクなくはじめられます。
STORESも、毎月一万店以上がオープンする人気サービス。電話カスタマーがあるのも魅力です。
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料(スタンダードプランは2980円) |
販売手数料 | 5%(無料プラン)有料プランは3.6% |
振込手数料 | 自動入金無料 |
楽天市場/楽天株式会社
楽天市場は、出店数5万以上、利用者数5000万人以上の大規模テナント型ECモールです。
集客力が高いのが特徴。キャンペーンや販促ツールも充実しています。
ユーザーが、楽天ポイントを貯められるので、購買意欲が高まる仕組みづくりがされています。
初期費用 | 60000円 |
月額費用 | がんばれプラン19500円 |
販売手数料 | 3.5~7%(がんばれプラン) |
振込手数料 | 330円(楽天銀行以外) |
Yahoo!ショッピング/Lineヤフー株式会社
Yahoo!ショッピングはブランド、家電、食品、日用品、アパレルなど幅広い商品を展開しており、流通総額も1兆円超えとなっています。
paypayがお得に貯まるキャンペーンなどを開催しており、paypayユーザーにおすすめのモールとなっています。
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
ストアポイント原資負担 | 1%~15% |
キャンペーン原資負担 | 1.5%は必須になります |
アフィリエイトパートナー報酬 | 1%~50%(1%は必須) |
アフィリエイト手数料 | アフィリエイトパートナー報酬の30% |
ストア決済サービス手数料 | 決済方法により異なる |
Amazon/アマゾンジャパン合同会社
Amazonは、総出店数が推定16万店舗のマーケットプレイス型のECモール。プライム会員数も多く、集客力が高いです。
FBAという物流倉庫での配送代行サービスがあり、出品者の手間を省けるのも魅力。
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 小口出品 無料 大口出品4900円 |
販売手数料 | 小口出品成約料100円 大口出品無料 販売手数料 8~15%(商品カテゴリによる) |
振込手数料 | 無料 |
まとめ
今回はネットショップの開業の流れや開業後の売り上げアップ方法や注意点を解説しました。
ネットショップ開業や運営には、時間や手間がかかりますが、基本を抑えて、適切な施策をすることで売り上げアップにつながります。
この記事を参考にしていただけたらうれしいです。