ネットショップでアクセサリーを販売する為の開業手順や成功させるためのコツ、注意点を解説

アクセサリーはネットショップと相性がよい商材のひとつ。アクセサリーが好きで専門店を開きたい人や、ハンドメイドでアクセサリーを作って販売したい、アクセサリーの仕入ルートがあり販売したいなど、自分のお店を持ちたいと思っている人も多いのではないでしょうか。 いざネットショップを開業したいと思っても、ハードルが高いとお悩みの人も少なくありません。 この記事では、アクセサリーの市場規模やネット販売をするメリット、販売するための流れをご紹介します。 ネットショップでアクセサリーを販売する参考にしてみてくださいね。
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アクセサリーの市場規模について

2021年の国内宝飾品小売市場規模は9,624億円と、前年比117.4%。2019年のコロナ禍前には及ばないものの大きく拡大し、回復しています。(株式会社矢野経済研究所宝飾品(ジュエリー)市場に関する調査より[U1] )

引用:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2930

コロナ禍を期にネット販売も拡大。ライブ動画販売も盛んに行われるようになりました。SNSやインフルエンサーにおけるPR、TikTokなど、さまざまな販売手法があります。

アクセサリーのハンドメイド市場も広まっていて、イベント出店や作品をネット上で販売できるサービスも増加。定額制でアクセサリーをレンタルできるサブスプリクションも出てきました。

販売手法はたくさんあるものの、どのような商品がどのようなターゲットに売れるのかは事前にチェックしておく必要があります。売りたい商品にどんなニーズがあるのかを理解した上で、販売手法を考えましょう。

海外の販売状況、SNSでのインフルエンサーの投稿、モデルや芸能人のブログ発信など情報源やトレンドをチェックするのがおすすめ。

シーズンや流行りにアンテナを張って、最適なネットショップを作り上げましょう。

アクセサリーをネット販売するメリット

アクセサリーはネットショップと相性がよく、販売するのには、さまざまなメリットがあります。

どのようなメリットがあるのかを知ることで、ショップ開業までの計画が立てやすくなります。

少ない資金でも立ち上げできる

ネットショップは店を構えるのとは違い、固定費がかかりにくいので少ない資金で立上げができます。

ネットショップ出店は、初期費用や月額費用が無料のプラットフォームをからはじめれば、コストは販売手数料のみです。

ネットショップづくりも、デザインテンプレートで簡単に作成できます。商品写真は、自分で撮影すればコストを抑えられます。

販売に関して資格などが不要

アクセサリーを販売するのには、資格などが不要なのもメリットのひとつ。届出を出す必要がないのでスムーズに開業できます。

だだし、アンティークやリサイクル品を取り扱うには、古物商許可が必要。古物商許可とは、古物商業法で決められたものを売買や交換する際に必要なものです。取得していないと、「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」が科せられる可能性も。違反行為は、営業停止や古物商の資格を5年間取れません。

販売したいアクセサリーが、古物商業法で定められたものであるのかしっかり確認して販売しましょう。

全国の人にリーチできる

ネットショップは、全国にいるユーザーがターゲットとなるので、広範囲にリーチできるのもメリット。好みのアクセサリーをどこにいても購入できるのでユーザーにとっても、買いやすいといえます。

ネットショップでは、seo対策、ネット広告やSNSなどあらゆる手段でショップのPRが可能です。その分たくさんの人に店を知ってもらい、商品を見てもらう機会が広がります。

全国の人にリーチできれば、アクセス数も増え売上に結びつきます。

在庫スペースが最小限で保管できる

アクセサリーは、小さなものが多いので、大きな在庫スペースは必要ありません。倉庫を借りる場合でも保管料は少なく済むでしょう。

梱包材も多量に必要ではなく、配送料も抑えられます。在庫保管や仕入れについてもコストを抑えられるメリットがあります。

ネットショップでアクセサリーを販売する為の流れ

ネットショップを開業する際は、正しい手順をふむことでスムーズな販売ができます。

ショップのコンセプト決めから、受注可能な状態にするまで丁寧に企画していきましょう。

ショップ名コンセプトを決める

アクセサリーに限らず、ネットショップで大切なのはコンセプトです。

コンセプトを決めた上で、ショップ名、どのようなアクセサリーを取り扱うのか、サイトデザイン、写真、テキストにいたるまで細かい内容を計画していきます。

アクセサリーと一言でいっても、ファッションと同じように年齢層や、好み、素材、価格帯、使用用途などさまざまなコンセプトが考えられます。コンセプト次第で、まったく違う売れ方をしていく可能性も。

まずは、コンセプトをしっかり明確化しましょう。市場調査と自分自身が販売したいものを決めることから、ターゲットユーザーを細かく設定していきます。

どんな人のために、どのようなことが出来、解決できるのか?よろこんでもらえるのか?を考えた上でペルソナまで深堀しましょう。

ペルソナ設定の例

  • 年齢
  • 性別
  • 未婚か既婚か
  • 家族構成
  • 居住地
  • 職業
  • 学歴
  • 趣味
  • 性格
  • 悩み
  • 休日の過ごし方
  • 特技
  • 将来どんなことをしたいか

ペルソナを決めることは、企画を進めていくうえでも、商品開発をしていくときにも統一した考え方ができます。

ペルソナが決まったら、コンセプトの方向性も固まるはずです。

コンセプトが決まれば、ブランドの世界観や雰囲気に合わせたショップ名、サイトデザイン、商品構成も決まります。

ショップ名は、コンセプトに合わせ、自社の思い入れも含めた名前にするとよいでしょう。競合店にかぶらず覚えやすさもポイント。

他社のショップ名のリサーチも必要となってきます。

自社のショップ名の意味については、日本語のみならず外国語も含め調べるとよいですよ。

商品の製造、仕入れを行う

ショップ名、コンセプトが決まったら商品の製造や仕入れを行います。コンセプトに合わせた商品を取り扱うことが大切。

商品を製造する際はコンセプトを頭に置いて、材料、資材、製造コストを考えましょう。

商品を仕入れる場合は、仕入先としてメーカー、作家、卸売り会社が考えられます。

作家はとくに、個性的なアクセサリーを取り扱っているのでショップの世界観づくりにもおすすめ。

コネクションが必要となりハードルが高く感じるかもしれませんが、SNSでもコンセプトに合った作家が見つかるかもしれません。

卸売り会社からの仕入れは、流行りのものを安価で購入しやすい傾向があります。

商品構成も考えながら、ネットショップのコンセプトに合ったアクセサリーを仕入れましょう。

仕入れる際は、ネットショップの規模に合わせて発注条件、単位、入数をよく確認する必要があります。

仕入先からの送料も侮れません。トラブルを防ぐためにも必ずチェックをしてください。

アクセサリー・ジュエリー関連の展示会

国際宝飾展
https://www.ijt.jp/tokyo/ja-jp.html

国際宝飾展は高級ジュエリーからハンドメイドんび必要な素材パーツまで幅広い商品を見る事ができる展示会です。

たくさんの商品を一挙に見ることができますので仕入れにはもってこいの展示会です。

アクセサリー・ジュエリー関連の仕入れサイト

アリババ・ドットコム
https://japanese.alibaba.com/

世界最大級のB2Bプラットフォームであり、多くのアクセサリー・ジュエリー関連のサプライヤーが参加しています。

安価なものから珍しいものまで幅広い商品を取り揃えています。

ネットショップの構築を行う

まずはどのようなネット販売方法でアクセサリーを売るのか決めましょう。ネットショップは主に下記のどれかがおすすめです。

  • 自社のネットショップ
  • フリマサイト
  • ハンドメイドマーケット
  • 大手ショッピングモール

自社のネットショップ

自社でサーバーを借りて、デザインレイアウトを一からつくる方法があります。初心者の人は、ASP型の自作ショップがおすすめ。ネットショップ作成や運営の難易度が低いうえ、自由度の高いデザインテンプレートでブランディングもできます。

月額利用料無料で販売手数料のみかかるものなど、幅広い選択肢があります。プランによっては、決済方法や販売手数料も組み合わせも。

ブランドイメージやコンセプトをしっかり訴求したいのであれば自作のネットショップがマストです。

フリマサイト

フリマサイトで販売するのもおすすめ。新品、中古品問わず幅広い年齢層にリーチできます。商品画像やテキストを入れるだけで、出品できるので簡単です。

月額利用料はなく、販売手数料、決済手数料のみで低コストなのもよい点。匿名配送ができるフリマサイトを使えば、ユーザーも販売者も安心して取引ができますよ。

手軽に利用できるフリマサイトですが、自社ショップの個性を出すことはできません。お客様の反応を見たい場合や、運営の利便性を優先するときはフリマサイトがよいでしょう。

ハンドメイドマーケット

ハンドメイドアクセサリーを販売するのであれば、ハンドメイドマーケットがおすすめです。

ハンドメイドマーケットは、個性的なデザインや一点ものを探すユーザーが比較的多いので、初心者で販売を開始する場合でも目に留まりやすいです。

ハンドメイドマーケットも、画像やテキストをアップロードするだけで簡単にショップを作成できます。

自作の商品のブランディングをするためにまずはハンドメイドマーケットからはじめてみるのもよいでしょう。

アクセサリーを販売する場所を決めたら、サイトづくりです。

商品撮影、商品掲載、決済方法、配送方法まで細かく決め、ショップページを構築しましょう。

アクセサリーはとくに商品写真が重要。アクセサリーの商品写真はもちろん、使用写真やイメージ写真は欠かせません。入念に商品撮影をしましょう。

サイトでは、ブランドの世界観を伝えるのはもちろんですが、ユーザーの立場に立ったスムーズな使い勝手も重要。購入までお客様が迷わないレイアウトづくりを心掛けましょう。

会員登録制度の構築もおすすめ。お得な会員ポイントや定期的にお客様にメルマガを送ることで、リピート率を上げる仕組みづくりができます。

大手ショッピングモール

大手ショッピングモールとは、楽天市場、ヤフーショッピングなどのモール形式の事です。

非常に利用者が多いので、露出位置と商品によっては、多くの売り上げを作ることも可能です。

反面、モールのルールなどが定められていますので、自社の商品の特性に合わない場合がありますので事前に調査しましょう。

発送時の資材、同梱物を決める

アクセサリーは小さいものが多いので、発送時の資材も少なくて済みます。アクセサリーの梱包は外装サイズで決めていくのが基本で、同時にショップのコンセプトも考えます。

高級感のあるショップなら、アクセサリーケースやラッピングもこだわるとよいでしょう。低価格帯のアクセサリーは、台紙や、クリアケースに入れるなどちょっとした気遣いが大切です。

お礼状やちょっとしたサンクスカード、商品パンフレットを同梱するのもおすすめ。ショップのブランディングにもつながりますので、同梱物も計画しましょう。

配送料を低コストに抑えられるのもアクセサリー販売のよいところなので、梱包材や緩衝材を可能な限り少なくするように工夫しましょう。

小物であるアクセサリーは、配送方法もいろいろ選べます。メール便や定形郵便で送るなど、低価格で抑えられるよう決めていきましょう。

物流倉庫への委託を検討する

アクセサリー販売の事業が拡大することを視野に入れて、物流倉庫への委託も検討しましょう。

物流倉庫では商品を保管するだけではなく、商品の受注連絡をすることで、梱包、お客様への発送、在庫管理を行います。

物流倉庫へ委託をすれば、配送ミスなどの人為的ミスを防ぎ、出荷処理の労力や時間を軽減させ、安定した梱包や発送で物流品質を向上できるメリットがあります。

商品を預けるだけで、大手モールに出品し、売上金から手数料を差し引いて精算できる倉庫もあります。出荷処理の手間が劇的に改善できるので積極的に検討しましょう。

仮注文を行い問題ないか確認する

ネットショップが構築出来たら、仮注文を行い問題ないか確認をします。使いづらいサイトは離脱されてしまうことやカート落ちになってしまう可能性があるからです。

「商品の掲載に問題はないか」「カートに商品が入るか」「すべての決済を選択できるか」「注文確認メールは届くか」「会員登録はできるか」「クーポンや割引が機能しているか」など、お客様が迷うことなく注文完了できるかを確認してください。

使いにくい部分は、ユーザーの立場に立って、改善していきましょう。受注が入ったときのショップ側の対応もシミュレーションする必要があります。

ネットショップを受注可能な状態にする

仮注文のチェックが終わったら、ネットショップを公開し、受注可能な状態にします。

お客様からの注文にスムーズに対応できるよう準備しましょう。

在庫数も入念に管理しましょう。せっかく注文してもらっても、在庫がなければ意味がありません。トラブルを回避するためにも在庫管理は確実にしてください。

ショップをオープンすれば、問合せ対応やカスタマーの対応がはじまります。人員的な問題でカスタマー対応が不安なときは、チャットボットサービスを検討するのもよいですよ。

アクセサリーをネット販売するときのポイント

価格設定

アクセサリーは高価なものから、低価格まで幅広い価格帯の商品が存在します。

自社の提供する価値などが価格帯に見合っているか、適正な価格で価格設定しましょう。

SNSの活用

SNSは無料で活用する事ができ、利用者が多いサービスなので運用によっては、多くの人にリーチする事が出来ます。

自社の発信が記憶に残りやすくする為に、企画を練ってから運用するようにしましょう。

魅力的な写真

アクセサリーは着用感は勿論、全身のコーディネートや、ディティールまで質のいい写真を掲載するように意識しましょう。

反射するものが多いと思いますので、やや難易度が上がりますので業者に外注するのもおすすめです。

ギフト需要への対応

ギフト需要へ対応する事で、プレゼントに贈りものをしたいと考えている層を取り込む事が出来ます。

ラッピング、のし、メッセージカードなどは自社の商品の雰囲気に合うものを使用しましょう。

金属アレルギーなどへの対応

アクセサリーは金属のものを多いので、金属アレルギーの方でも使用できるものや、アレルギーを発生させる素材の商品は必ず注意喚起を行いましょう。

参考にしたいアクセサリーのECサイト

Mejuri

https://mejuri.com/world/en/

Mejuriはモダンでシンプルなデザインのアクセサリーを提供しています。

高品質な素材を使用し、手作業で作られたジュエリーが特徴です

Gorjana

https://www.gorjana.com/

Gorjanaはシンプルで洗練されたデザインのアクセサリーを提供しています。

ミニマリストなスタイルが特徴であり、日常使いに適したジュエリーが豊富です。

Kendra Scott

https://www.kendrascott.com/

Kendra Scottはカラフルで個性的なデザインのアクセサリーを提供しています。

大胆なカラーストーンや独自の形状が特徴的であり、ステートメントピースとして人気です。

ネットショップでアクセサリーを販売する際の注意点

無事に、ネットショップが開店しても、違反行為をしてしまうと、ショップの評判が落ちてしまうことも。サイト構築と同時に、注意点のチェックを行いましょう。

著作権の確認

アクセサリーを取り扱う前に、著作権の確認をしましょう。たとえば、世の中に出回っているキャラクターを使う、模倣するなどの行為は著作権違法となります。

アクセサリーをつくる素材にも注意が必要。キャラクターなどの著作権にふれるものを使用していないか確認してください。

ブランドのロゴの無断使用

ブランドなどのロゴを勝手に使用することは違反です。また、ブランドロゴに類似したものを作成したり、販売したりすることはできないので注意しましょう。

ハンドメイドアクセサリーの場合は、本に掲載されている作品を模倣して無断で販売することも禁止されています。「無断での製作、販売は著作権違反で禁じられています。」という記載があれば、とくに注意するようにしてください。色違いも違反になります。

素材などへの注意事項の記載

アクセサリーには貴金属が含まれているものも多く、皮膚に触れて金属アレルギーによる炎症を起こす場合があります。

また、金属などが尖っているとケガや衣類をいためる可能性も。

そこで、アクセサリーの素材についての説明書きや、皮膚に異常が生じた場合は使用を中止し、医師に相談するように促す注意事項の記載が必要です。注意事項が無い場合に、賠償責任が発生する可能性もあります。

十分に安全性を考慮したアクセサリーを売ることが大切ですが、注意事項の記載もしっかり行って下さいね。

中古販売には古物免許が必要

ただし中古品を販売する場合は別途、古物商の許可を得る必要があります。

<必要書類>
許可申請書(古物営業法施行規則別記様式第1号)
申請届出様式等一覧(古物商・古物市場主用)

・略歴書
・本籍が記載された住民票の写し
・誓約書
・身分証明書
・URLの使用権限があることを疎明する資料

詳細は警視庁のホームページをご覧ください。

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/tetsuzuki/kobutsu/tetsuzuki/kyoka.html

まとめ

アクセサリーショップのネット販売は、手順や注意事項をおさえておくだけでスムーズに開業できます。

ネットショップでは集客も大きなポイント。SNSでの発信やWeb広告の配信、seo対策での集客も必要です。

ぜひこの記事を参考にアクセサリーショップの開業に挑戦してみてくださいね。

売る倉庫では、ネットショップ歴10年以上の担当者が売れる為の施策を、事業者様と二人三脚で考えていきます。

商品がネットショップで売れるかな?と思った場合、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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売る倉庫編集部
売る倉庫編集部
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