【丸わかり】革財布のカビを落とす方法、カビの度合いや素材ごとに対処方法を紹介

本ページはプロモーションが含まれています

【丸わかり】革財布のカビを落とす方法、カビの度合いや素材ごとに対処方法を紹介

毎日使用する革財布は、保管状況が悪いと、場合によってはカビが生えてしまいます。

カビが生えた革財布はとても使う気にはなれませんよね。

この記事では

  • カビが生える原因
  • 生えてしまった際のカビの除去方法
  • おすすめのアイテム

などを紹介していきます。

革財布にカビが生える原因

カビが生える原因は、いくつかあります。

  • 湿度 70%以上
  • 温度 25度以上
  • 通気性 密閉状態
  • 栄養 汚れが付着

特に汚れは生活している中で知らず知らずのうちに、付着している場合があります。

カビが発生する主な栄養源

皮脂

手垢や皮脂は、革財布を使用する度に少しずつ付着していきます。

定期的なブラッシングと保管する時は通気性の良い所に保管するようにしましょう。


油そのものはカビは生えませんが、水分やその他の汚れと混ざるとカビが生えやすくなります。

食べ物の油などが、革財布に飛び散りそれをそのまま使用するとカビが生えやすくなるので小まめに拭き取りましょう。

また、食べこぼしなどの汚れなども付着するとカビの原因となります。

ほこり

ほこりは身のまわりの繊維、髪の毛、フケなどが集まってできます。

人間の皮膚から出るものはたんぱく源を含んでいるのでカビの餌となります。

小まめにブラッシングして清潔にしましょう。

レザークリーム

レザークリームも水分やたんぱく源を含んでいます。

その為、クリームが表面に残ったままだと、カビの繁殖原因となってしまいます。

カビが発生しやすい季節

湿度が高く、換気状態が悪くなる梅雨の時期は特に注意が必要です。

革製品に限らず、湿度が高くて、じめじめしていると感じた場合は、換気を良くしたり除湿器で湿度を下げるようにしましょう。

カビを防止するには

カビを防止するには、湿度を下げる、換気を良くする、汚れに気をつけるの3点があります。

具体的にどのような方法があるのか紹介していきます。

防カビ剤を使用する

レザーケア用品の中に、防カビ剤配合のものがあります。

お手入れにも使用できるので便利です。

消毒用アルコールを使用する

コロナ禍で手指消毒を日常的にするようになりましたが、本革財布でも消毒はカビ防止には有効です。

ただし、材質によっては変色する場合がありますのでまずは目立たない所で使いましょう。

革クリーニングに依頼する

定期的にクリーニングし、清潔な状態を保つ事でカビを予防する事が出来ます。

持ち込みと宅配での依頼がありますので、状況に応じて選ぶようにしましょう。

保管時に気をつけたい事

革財布を使用する時も、しない時も換気の良い所で保管するようにしましょう。

また、使用せずに長期保管する時は、カビが付着したまま保管すると増殖してしまいます。

表面のカビを除去した後に保管するようにしましょう。

長期保管する時に、丁寧にビニール袋に入れて密封。

それをクローゼットのケースに収納してしまうと風通しも悪くカビが生える原因となってしまいます。

通気性のある適切な保管袋などに入れて保管するようにしましょう。

湿度が70%近くある場合は、扇風機などで送風しましょう。

保管する際に、革財布を不織布に包んで保管する事をおすすめします。

ビニールを比べて、通気性がいいです。

財布の中にシリカゲルなどを入れると湿気を吸収してくれます。

カビ防止のおすすめアイテム

革財布の保管場所はほとんど自宅になります。

ここまで記載したようにカビの原因は主に湿度 汚れ 通気性。となります。

未然に防ぐのがいいので、自宅でカビを防ぐための手軽なカビ防止のおすすめアイテムを紹介します。

乾燥材

靴や、お菓子の中に入っている乾燥剤。シリカゲルなどは有名ですよね。

店舗でも推奨していると思います。

革財布の中に入れておくだけの手軽さで、除湿してくれます。

革製品だけでなく、カメラのレンズや整備用の道具箱など、湿気を嫌うものをお持ちの方におすすめです。

乾燥材の注意点

乾燥材の種類に塩化カルシウムがあります。

これは水分を吸収し続け、液状になります。

これが革に付着すると変色を引き起こしますので、上記のようなシリカゲルなどがおすすめです。

収納ケース

収納ケースにも除湿してくれるタイプのものがあります。

保管も出来るので一石二鳥のアイテムです。

除湿器

湿度を下げる為にはやはり除湿器が最高です。

コンプレッサー式とデシカント式などありますが、コンプレッサー式を選択ください。

部屋の湿度を下げる以外にも、洗濯物を乾かしてくれる、乾燥機的な使い方も出来るので1台持っていると便利です。

100均で購入できる除湿アイテム

みんな大好きな100均には革財布のカビを防止に役立つ除湿対策アイテムがたくさんあります。

100円で購入できるので手軽に利用できるところが魅力です。

ここでは100均で購入出来る除湿対策アイテムをご紹介します。

炭のパワー脱臭・除湿剤 引き出し・衣装ケース用 3個入り

https://jp.daisonet.com/products/4979909875742?_pos=2&_sid=e64d7bbef&_ss=r

カビ防止のおすすめアイテムまとめ

詳細
乾燥材 革製品だけでなく、カメラのレンズや整備用の道具箱など、湿気を嫌うものをお持ちの方におすすめ。
収納ケース 除湿できる収納ケース。保管も出来て一石二鳥。
除湿器 洗濯物も乾かしてくれるので一台あると便利。
【100均】炭のパワー脱臭・除湿剤 引き出し・衣装ケース用 3個入り 100均ならではの手軽さと汎用性が◎

カビが生える事のデメリット

カビが生えてしまうと、当然デメリットがあります。

ブランドのものなら大幅に価値が下がったり、最悪健康被害にも関わるので注意しましょう。

売却が困難な場合がある

革財布の場合は、ブランドのものの財布を使用していると、価値が大幅に下がってしまいます。

例えば買取業者に出す時などは断られるか、安く買い取りされてしまいます。

メルカリやヤフオクの場合も、そうです。

個人売買の場合は、カビがある場合は明記しておかないとトラブルになるので特に注意が必要です。

<マメ知識>
カビがあっても買取を行ってくれる業者もあるようです。
https://brand-hands.co.jp/brand/louis-vuitton/kabi/

運気

革財布を売却しない場合も、見た目が悪くなってしまったり、汚れは金運が下がるとも言われているので、風水・金運面でもカビは避けたいものです。

健康被害が発生する

カビを吸い込むと健康を害する可能性があります。

カビによるアレルギー一例

鼻炎、喘息、肺炎、発熱、アトピー性皮膚炎など、その他にも、感染症を発症する恐れもあります。

また、大人は問題なくても、免疫力の弱い、小さなお子さんが発症する場合もあります。

カビが生えたら速やかに対処するようにしましょう。

最悪処分する事も検討しましょう。

見た目が悪い

カビが広がってくると、見た目も悪くなります。

特にビジネスシーンだと相手からの印象を悪くしてしまう場合があります。

臭い

カビが独特のカビ臭があります。

回りの人にも迷惑がかかるので気をつけましょう。

革財布のカビの除去方法

様々な理由で、革財布にカビが発生してしまった場合、大きくわけて、自分で除去する、プロのリペア業者に依頼するの2つがあります。

自宅にあるものや、専門のアイテムで除去できる場合もありますので、まずは自分でやってみることをおすすめします。

また、革の種類に応じて、除去方法が異なります。

ここでは、革の種類毎に解説していきます。

  1. 軽度のカビの場合 オイルレザー・ヌメ革編
  2. 軽度のカビの場合 起毛革編
  3. 重度のカビの場合 オイルレザー・ヌメ革編
  4. 重度のカビの場合 起毛革編
  5. カビを除去する際のNG行為
注意点

カビの除去作業を行う場合は、換気の良い所でマスクを付けて手袋をして臨むようにしましょう。

特にカビ取りクリーナーは、成分が強いものがある為です。

軽度のカビの場合 オイルレザー・ヌメ革編

用意するもの
クロスまたは使い古したTシャツなど

軽度のカビとは、よく見ると小さくポツポツとある程度。匂いもほとんど感じられないような状態です。

場合によっては拭くだけで取れる場合もあります。

このような状態なら除去可能な場合が多いので、すぐに除去するようにしましょう。

Step1. 硬く絞った濡れタオルでカビを拭き取る

まずは表面に繁殖しているカビをクロスで取り除きます。

この時ゴシゴシと擦ってしまうと皮革を傷つけてしまうので気を付けてください。

またカビを取ったクロスは次のお手入れには使いたくないと思うので、くたくたになった綿のTシャツなどを使うのもおすすめです。

Step2. 陰干しする

風通しの良い日陰で完全に乾き、カビの臭いがなくなっていたらおしまいです。

軽度のカビの場合 起毛革編

用意するもの
生ゴムブラシ

Step1. 表面に付いたカビを落とす

起毛革の場合クロスではなくスウェード用のブラシを使ってカビを落とします。

おすすめのスウェード用ブラシ

サフィール クレープブラシ生ゴムを使用したブラシです。

一方向だけでなく四方にブラッシングすることによって毛を起こし汚れを取り除きます。

使っていくうちに生ゴムが汚れていきますがハサミなどでカットして元の状態に戻して使っていきます。

短くなって使いづらくなったら変え時です。

Step2. 陰干しする

風通しの良い日陰で完全に乾き、カビの臭いがなくなっていたらおしまいです。

重度のカビの場合 オイルレザー・ヌメ革編

用意するもの

クロスまたは使い古したTシャツなど
カビ取りクリーナー
レザークリーム
防水スプレー

重度のカビは大部分が変色などをおこしており、強烈なカビ臭がします。専門のクリーナーなどのアイテムが必要です。

除去出来ない場合は、専門のリペア業者に依頼を検討しましょう。

Step1. 硬く絞った濡れタオルでカビを拭き取る

軽度のカビの時と同じように表面に繁殖しているカビをクロスで取り除きます。

Step2. クリーナーでカビを除去する

表面のカビが拭き取れたらカビ取りクリーナーで除去します。

スプレータイプのクリーナーの場合、直接皮革にスプレーするとシミになる可能性もあります。

必ずきれいなクロスに付けてからクリーニングしてくださいね。

おすすめのカビ取り剤
コロニル 汚れ落とし ライニガー油汚れのところでも紹介しましたが、このクリーナーはカビもしっかりと落としてくれます。

容器を良く振って革が湿る程度にスプレーしたら、湿っている間に気になる部分を優しく擦ります。

強く擦ると色落ちや傷がつくことがあるので注意してください。

なかなか落ちない頑固な汚れは同じ工程を繰り返します。

おすすめの革タイプ:スムースレザー、シープスキン

Step3. レザークリームで栄養補給

カビを除去することによって少なくとも皮革にダメージを与えることになります。

カビが除去しただけだとカサカサしたり、ひび割れることもあるので、必ず最後にレザークリームで栄養を補給してあげましょう。

レザークリームを塗り終わったら陰干しして完全に乾かしてくださいね。

おすすめのレザークリーム
コロニル 1909シュプリームクリームデラックスレザークリームと言ったらコレというほど認知度の高いレザークリームです。

天然オイルのシダーウッドやラノリンを配合しているので、潤いが皮革の奥まで浸透します。

保革効果や栄養効果、柔軟性に優れ深みのあるしっとりとした艶がでます。

また、無色の他に6種類のカラーバリエーションのクリームもあるので、補色しながらお手入れすることも可能です。

おすすめの革タイプ:スムースレザー

Step4. 防水スプレーをかける

仕上げに防水スプレーをかけて乾かします。ブラシで余計な防水スプレーを落として完了です。

おすすめの防水スプレー
M.MOWBRAY プロテクターアルファスムースやスウェード、ヌバック、ムートンなどなんでも来いのオールマイティ防水スプレーです。

粒子の細かいフッ素で撥水を施すので、通気性もそのもままに強力な撥水効果をもたらします。

おすすめの革タイプ:オイルレザー、スウェード、ヌメ革など様々な皮革

重度のカビの場合 起毛革編

重度の場合は軽度の場合で行う、Step1とStep2を行った後に下記を行ってください。

保革剤で栄養補給

オイルレザーやヌメ革と同様にカビ取りをすることによって、皮革にダメージを与えるので必ず保革剤で栄養補給してください。

陰干しして完全に乾いたら余分な保革剤をブラシで落としておしまいです。

おすすめの起毛革用保革スプレー
SAPHIR スエード&ヌバックスプレーアーモンドオイル配合の栄養を補給し柔軟性を与えることで、シルキーな毛並みを保つことができます。

撥水効果もあり防水スプレー要らず。

また、18色ものバリエーションがあるので合う色があれば補色もできて一石三鳥なのも高評価です。

おすすめの革タイプ:起毛革

カビの除去のポイントですが、必ず最後は完全に乾かすようにしてください。

陰干しで、ドライヤーなどは使用しないように気をつけましょう。

カビの原因でも記載しましたが、水分や余分な栄養が表面に残っているとカビが生える要因となります。

家庭にある重曹もおすすめ

自宅にある重曹はやはり万能です。

革財布のカビを除去するのにも役立ちます。

重曹水を作ってみましょう。

作り方
水100mlに、重曹小さじ1を溶かすだけです。

重曹水を布に含ませてカビ部分を拭いていき、最後は乾拭きしましょう。

このように自宅にあるもので、落とす事も出来ます。

カビを除去する際のNG行為

カビを除去する際に気をつけたいNG行為。

場合によっては、カビを除去するどころか、悪化させる場合もあります。

濡れたまま保管

濡れたまま保管すると、シミやカビの原因になります。

柔らかいクロスでサッと拭いてから保管するようにしましょう。

ドライヤーで乾かす

防水スプレーの後や、湿気が高い時にドライヤーで乾かす行為はNGです。

熱で革がゴワゴワになり固くなってしまいます。

また、直射日光に長時間晒す行為も同様の理由でNGです。

洗剤で洗う

浴室や台所用の洗剤もNGです。変色やシミの原因になります。

また、革製品は水を嫌うので水で洗うのも気をつけましょう。

ハイター

塩素系、酵素系問わず、変色する可能性があるのでNGです。

ポイント
基本的には革製品は水洗いできません。
水洗い出来ないものに、洗剤やハイターは使用出来ませんので
覚えておきましょう。

落ちない場合はリペア業者への依頼も検討してみよう

これまで紹介したカビの落とし方は、ケアグッズや、自宅にあるものでカビを落とす方法です。

ガンコなカビは、紹介したやり方では除去出来ない場合がありますのでその場合はプロのリペア業者に依頼する事を検討してみましょう。

リペア業者に依頼した場合の相場

業者によって異なりますが6,000円~ぐらいはみておきましょう

リペア業者に依頼する際の注意点

あまりにも重度すぎる場合はリペア業者でもクリーニングが難しい場合があります。

事前に状態を知らせたり、写真を送って確認してもらう事をおすすめします。

まとめ

カビが生える状況や、カビが生えた場合の対処方法を紹介しました。

万が一カビが生えた際は、まずは自分でカビの除去を試してみましょう。

専門のケアグッズを使ってみて、手におえない場合リペア業者に依頼するようにしましょう。

一番大切な事は、カビを生えさせない事です。カビが生える原因を断つことで防止に努めましょう。

関連記事

カテゴリから記事をさがす