この記事では蛇革の特徴とおすすめの財布を紹介します。
蛇革と聞くと皆さんは何を連想されますか?
エイジング、耐久性、金運などが蛇革を象徴とするキーワードになります。
目次
蛇革の魅力と特徴について
蛇革とはエキゾチックレザーの一種で、主にニシキヘビなどの蛇から取った革のことです。
エキゾチックレザーとはワニやゾウといった希少な動物から作られる革のこと。独特の模様やウロコなど見た目にインパクトのある柄を持っているのが特徴となっています。
エキゾチックレザーの中でも、蛇革は特に独特で個性的なウロコの形状や模様を持つことから、古くから根強い人気を誇るレザーです。
この記事では、そんな蛇革の魅力と特徴についてご紹介いたします。
蛇革の種類
蛇革には、大きく分けて「パイソン」と「スネーク」という2種類が存在します。
パイソンは、主にインドなどアジア諸国が原産で、1m以上のニシキヘビの皮をなめしたもののことです。日本でも高い人気を誇り、市場で最も流通量が多い革となっています。
代表的なのは、アミメニシキヘビから作られる「ダイヤモンドパイソン」。ダイヤ状のウロコが敷き詰められた美しい革で、蛇革といえばこのダイヤモンドパイソンを思い浮かべる方が多いでしょう。
次にインドニシキヘビ、ビルマニシキヘビから取れる「モラレスパイソン」は、ダイヤモンドパイソンよりも革自体が柔らかく、加工のしやすい革であることからファッション業界で広く利用されています。
そして、ヒイロニシキヘビから取れる「レッドパイソン」は、蛇革の中でも丈夫なことからカウボーイブーツやレディースバッグなどに使用されます。
一方でスネークは、猛毒を持つコブラや淡水に生息するミズヘビから取られる革のことです。
パイソン種と比べて革として使用できる部分が少なく、毒を持つ種類や国際的に規制されている種類もいることから、流通量は比較的少ない傾向にあります。
ウロコの形状など大変美しい革なのですが、性質としてハリやコシがパイソン種よりも弱いのが特徴です。主な使用用途としては、革ジャンや小物製品などのワンポイントに使用されることが多いですよ。
柔らかい質感
蛇革は上記のような種類に分けられているものの、どちらもとても柔らかい質感を持っています。
一見硬質的な印象を受けやすいものですが、実際は軽量で大変しなやかな素材です。手触りも良く、さまざまな素材に加工がしやすいので、昔から重宝されてきました。
蛇革独自の美しい模様
蛇革の最大の魅力は、独特なうろこの形状と斑紋模様(まだら模様)にあります。蛇の種類や個体によってウロコや模様がそれぞれ違い、同じ模様は存在しません。
また蛇革は高級感を演出するアイテムとして、大変人気の素材です。蛇革の製品を身に付けたり、持っているだけで使用者をラグジュアリーな雰囲気にしてくれますよ。
エイジングが楽しめる
蛇革は使用年数を経るほどに、革が柔らかくなっていき、模様の濃淡がはっきりと出てアンティークな雰囲気へと変化していきます。淡い艶と光沢も出てくるので、使用するのがどんどん楽しくなりますよ。
財布や小物などは折り返している部分のウロコが反り返ってしまうこともありますが、乾いた柔らかい布などを押し当てて撫でていると元に戻っていきますので、安心してくださいね。
金運アップとして知られている
蛇革は金運アップのアイテムとして知られています。よく「蛇の脱皮した皮を財布に入れると良い」などと言われていますよね。
古来より、蛇は神の使いとして神聖視されてきた生き物。蛇は脱皮をして大きくなっていくことから、「成長」と「繁栄」を繰り返し、「無限」を司るとも言われてきました。
また日本では、蛇は「巳(み)」とも呼べることから、「実(巳)入りがよい。」とかけ合わせることも。これらのことから蛇革は、縁起を担ぐ素材として大変重宝されてきました。
耐久性が高い
蛇革は耐久性が高いことでも有名で、通常の牛革などが2~3年程であるのに対し、蛇革は平均的に4年~5年以上は持ちます。大切に使用し続けた場合、長ければ10年以上も使用することが可能です。
ウロコは多少反り返ることがあっても、剥がれることはめったにありません。時々休ませながら、柔らかい布で拭いたり、エアーでホコリを出すようにすると良いですよ。
本物の蛇革財布の見分け方
本物の蛇革を見分けたい場合は、ウロコをよく観察することです。本物の蛇革の特徴は、表面と強く密着しており、先端がわずかに立ち上がっています。
一方で偽物の場合は、ウロコが型押しであるため凹凸の手触りはあっても表面がつるりとしています。
加工や鞣し方法によってはわからないこともありますが、その時は他の製品と見比べて個体差があるかどうかを確認すると良いでしょう。
蛇革は熟練の職人が手掛ける高級素材でもあるため、通常の革製品より高価な部類です。そのため、なかにはフェイクレザーやプリントレザーを蛇革として販売しているところもあります。
フェイクレザーやプリントレザーは、本物の蛇革よりも安価で手に入りやすいというメリットもありますが、本物の蛇革を持ちたいという方はウロコの状態をよく見てみるのがおすすめです。
蛇革のおすすめ財布
それでは最後に、蛇革を使用したおすすめの財布をご紹介いたします。縁起の良い蛇革を使用した財布は、自分へのご褒美やプレゼントとしてうってつけです。
ぜひ参考になさってください。
HALEINE ダイヤモンド パイソン ラウンドファスナー 長財布
1970年に創業した「三京商会」が手掛けるブランド「HALEINE(アレンヌ)」が制作している長財布です。
ラウンドファスナー型で、高い収納力を持っています。
厳選した上質なダイヤモンドパイソンを贅沢に一枚革で使用し、継ぎ目などがないようになっています。
そのため、特徴的なダイヤ型のウロコが美しく整然と並んでおり、高級な雰囲気です。
内装は牛革を使用し、表面とはまた違った経年変化が楽しめます。大きなマチのおかげで大きく開くことができ、人目で中身を確認できるようになっていますよ。
カードポケットは12個、フリーポケットは4個付いており、パスポートやスマホも収納が可能です。
色はナチュラルをはじめとした使用場所を選ばないネイビーやブラック、パーティーなど華やかな場所に映えるホワイトやキプロスなど6色が用意されています。
素材 | 表側:ダイヤモンドパイソン 内装:牛革(本革)、蛇革 |
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サイズ | 10.5 × 19.5 × 2 cm |
仕様 | 紙幣入れ×4 小銭入れ×1 カードホルダー×12 ワイドポケット×2 |
カラー | ナチュラル、ネイビー、キプロス、ダークブラウン、ブラック、パールホワイト |
ダイヤモンドパイソンラウンドファスナー長財布
高級エキゾチックレザーを専門に取り扱う日本の企業「東京クロコダイル」が作成しているラウンドファスナー型長財布です。
東京クロコダイルは、さまざまなエキゾチックレザーを専門に取り扱い続けており、業界では大手の企業と言えます。
ラグジュアリーな見た目と機能性の高いデザインの製品が多く、もの珍しい品種のレザーを取り扱っていることもあってたくさんの人々に支持されています。
蛇革のなかでも一番良い部分を厳選し、継ぎ目のない一枚革で作られています。見えるところは、細部まで蛇革を使用するという徹底したこだわりです。
折り目部分にあるウロコの僅かな反り返しは天然由来の蛇革を使用している証拠。使用者に高級感と品の高さを与えてくれますよ。
内装は20枚ものカードが入るポケット、仕分けの幅が広がる4つの札入れなど大容量の収納が可能となっています。片マチ仕様の小銭入れは人目でコインを見つけやすく、支払いがスムーズです。
ブラック、ナチュラル、ブラウンの3色を取り揃えており、カジュアルなシーンやフォーマルなシーンといったあらゆるシーンで使用できます。
素材 | 外面:ダイヤモンドパイソン 内面:ダイヤモンドパイソン、本牛革、シャンタン |
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サイズ | 10.5 × 20 × 2.5 cm |
仕様 | カード収納×20 札入れ×4 オープンポケット×2 小銭入れ×1 |
カラー | ナチュラル、ブラック、ブラウン |
池田工芸 オールゴールドパイソン ミリオンウォレット
エキゾチックレザーのパイオニアとして知られる池田工芸。
外装、内装をゴールドパイソンで仕立てた黄金の財布です。
唯一無二の財布と言える芸術財布です。
ラウンドファスナータイプなので収納力も申し分なし。
100万円の札束を美しく収納できます。
素材 | 外装:パイソンレザー 内容:パイソンレザー(一部牛革) 引手:真鍮 |
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サイズ | 横19cm×高さ11cm×マチ2.5cm |
仕様 | カードポケット×8 コインポケット(ファスナー付き)×1 フリーポケット×4 |
カラー | ゴールド |
まとめ
この記事は蛇革の特徴や財布の紹介を行いました。
独特の模様は、これぞ蛇革という感じですね。
耐久性もあり、金運アップにも重宝されている蛇革は魅力たっぷりです。