日本を代表するレザーブランド「土屋鞄製造所」。上質な素材と丁寧なものづくりで、自分用としてはもちろん、贈り物としても多くの人々に選ばれています。
本記事では、土屋鞄製造所のおすすめ革財布や、比較検討される他ブランドについて、さまざまな視点からその魅力をお伝えします。
目次
土屋鞄製造所とは
土屋鞄製造所は、1965年に東京で小さなランドセル製造工房として誕生しました。子どもたちの6年間をしっかりと支える丈夫なランドセルは、瞬く間に評判を呼び、信頼を獲得。「土屋鞄製造所=丈夫」というブランドイメージを確立しました。
その後、この培われた技術を活かし、2000年には大人向け製品の製造を開始。現在では鞄や革財布、革小物などを展開し、幅広い層から支持されています。
土屋鞄製造所が採用する代表的な素材
土屋鞄製造所の多くのアイテムには、使い込むほどに豊かな表情を楽しめる素材が採用されています。中でも代表的なのが、「ヌメ革」「コードバン」「ブライドルレザー」の3種です。この記事では、それぞれの特徴をご紹介します。
オイルヌメ
まずご紹介するのは、土屋鞄製造所の「顔」ともいえるオリジナルレザー「オイルヌメ」です。ランドセルや革財布など、幅広いアイテムに採用されています。
植物タンニンで鞣したヌメ革に、たっぷりのオイルを染み込ませているため、使い始めから何年も使い込んだような風合いと柔らかな質感、シボの豊かな表情が楽しめます。
さらに、使い込むほどに色艶に深みが増していくため、「使う楽しさ」が詰まった魅力的なレザーです。
コードバン
コードバンは、馬の臀部にある「コードバン層」から採取される希少な革です。この層を持たない馬もいるため、流通量はごくわずか。さらに、職人の手で丁寧に削り出し、丹念に磨き上げることで、美しい光沢が生まれることから「革のダイヤモンド」とも呼ばれています。
土屋鞄製造所が採用しているのは、顔料を使わずに透明感のある染料を革に染み込ませた「水染めコードバン」です。革そのものの表情や風合いを活かしながら、濃淡のある奥行きと透明感あふれる艶が楽しめます。
ただし、水染めコードバンは水に非常に弱いため、水分が付着するとシミや水ぶくれ、型崩れを起こす可能性があります。濡れた手で触ったり、雨やペットボトルの水滴が付かないよう、十分ご注意ください。
ブライドルレザー
土屋鞄製造所のブライドルレザーには、1900年創業のイギリスの名門「J&E セジュウィック社」の革が採用されています。
同社はブライドルレザーの製造を得意としており、高い耐久性と堅牢性を備えているのが特徴です。革財布や鞄に使えば、丈夫で長く使えると評判を集めています。
また、ブライドルレザー特有の「ブルーム(白い粉)」が落ち着くと、他のものと比べて、より重厚感のある色合いと深みのある艶が生まれます。
土屋鞄製造所で採用されているレザーの種類は決して多くはありませんが、どれもが個性的で上質です。使い込むほどに表情が変わり、自分だけの経年変化を楽しめるのも魅力のひとつです。
土屋鞄製造所のものづくりへのこだわり
土屋鞄製造所のアイテムが放つ印象は、「美しさ」。目に映る上品さと、上質さやぬくもりを感じる手触りが、持つ人の心を惹きつけます。
それは、創業者・土屋國男が「本物であること=永く使える丈夫さを追求すること」と「心まで満足させること=永く愛せる品格や美しさを大切にすること」に強くこだわり続けているからです。
素材を知り尽くした職人による、縫製の一針一針やコバの磨き上げなど、細部にまで日本の職人技が宿る逸品に仕上がっています。
また、永く寄り添える飽きのこないタイムレスなデザインは、日常にも自然に溶け込み、シーンを選ばず活躍します。年齢や性別を問わず、誕生日や就職祝いなど、大切な人への贈り物としても最適です。
土屋鞄製造所のアフターサポート
土屋鞄製造所では、製品の企画・素材の調達から製造、販売までを一貫して手がけているほか、アフターサポートにも力を入れています。
革のケア方法の案内や、修理・補色、パーソナライズ、リユースサービスなど、お気に入りのアイテムを永く大切に使い続けられるサポートが充実しており、安心して愛用できます。
土屋鞄製造所のおすすめ革財布6選
土屋鞄製造所が展開する数ある革財布の中から、特におすすめの6点をご紹介します。
ライフスタイルや好みに合わせて、デザインや形、実用性などをチェックすれば、きっと長く愛用できるお気に入りの革財布に出会えるはずです。
ブラックヌメ スモールウォレット
機能性とスリムさを両立した革財布を探しているなら、こちらがおすすめです。
キャッシュレス化が進む中、必要最低限のものだけを持ち歩きたいという方も増えています。この二つ折り財布は、薄型かつ手のひらに収まるサイズ感が好評です。
カードが取り出しやすいよう斜めにカットされたポケット口、スリット式の札入れ、ササマチ付きで視認性に優れた小銭入れ、札入れ内に隠されたカードポケットなど、コンパクトながら使い勝手に優れています。
上質なヌメ革を使用しているため、革そのものの表情や経年変化をしっかりと楽しめるのも魅力。使い始めはやや硬く、カードがきつく感じることもありますが、使い込むほどに柔らかく馴染み、自分だけの特別な革財布へと育っていきます。
| 素材 | 牛革 |
|---|---|
| サイズ | 9.8cm×9.5cm×2.1cm |
| 仕様 | 札入れ×1 カードポケット×4 ポケット×1 小銭入れ×1 |
| カラー | 2色(オーク/ブラック) |
ファスナーロングウォレット
シックで上品な高級感漂うデザインは、持つだけで自身のステータスを高めてくれるような魅力があります。
このL字ファスナー長財布には、コードバンを水性顔料で着色し、ウレタンのトップコートでなめらかに仕上げた「セミマットコードバン」が採用されています。経年変化が穏やかなため、購入時の美しい色合いを長く楽しめるのもうれしいポイントです。
ファスナー引手には、デザインに映えるゴールドメタルの金具が使用され、さりげなくロゴが刻印されています。すっきりとした印象を保つため、金具がシルエットの中に隠れるよう工夫されている点も魅力です。
内装は、カードがたっぷり入る設計で、紙幣に加えて通帳も収まるゆとりがあります。さらに小銭入れには、あえてファスナーなどの留め具を付けていないため、スリムなフォルムを保ちつつ、女性らしい雰囲気を演出しています。
| 素材 | 馬革/牛革 |
|---|---|
| サイズ | 21cm×10.5cm×2.5cm |
| 仕様 | 札入れ×2 カードポケット×12 ポケット×2 小銭入れ×1 |
| カラー | 2色(ブラック/アイボリー) |
プレーンヌメ フォールディングウォレット
レザーの中でも、最も経年変化を楽しめるのがヌメ革です。表面加工や染色を施していないため、革本来の自然な表情や芳醇な香りを堪能でき、使い込むほどに自分だけの色艶へと変化していきます。そのため、使うほどに一層愛着が深まります。
定期的に丁寧なメンテナンスを行えば、美しく革が育ち、一生モノの革財布として永く愛用することができます。
この二つ折りのコンパクト財布は、つなぎ目のない設計が特徴です。マチ部分が折り重なることで、まるで折り紙のような構造に。小銭入れのほか、カードを複数枚ざっくりと収納できるフリーポケットなど、機能的でユニークな作りが魅力です。
また、外側の折り目部分に3本の筋を入れることで、のっぺりとしがちな印象を引き締め、すっきりとした印象を与えてくれます。
| 素材 | 牛革 |
|---|---|
| サイズ | 10.4cm×9.2cm×5cm |
| 仕様 | 札入れ×1 ポケット×2 小銭入れ×1 |
| カラー | 1色(プレーン) |
ガゼットコードファスナースモールウォレット
コロンとした小さなフォルムに、革を編み込んで作られたタッセルがあしらわれたデザインは、甘さを抑えつつ女性らしさを引き立ててくれるのが魅力です。
メイン素材には、上品さとほどよいナチュラル感を併せ持つ「ミディアムグレインレザー」を採用。軽くオイルを加えることで、柔らかく手に馴染む質感が生まれ、その使い心地はクセになると評判です。
内装はバイカラー仕様でアクセントを加え、モダンで洗練された印象に仕上げられています。
外側に配置されたラウンドファスナータイプの小銭入れは、マチが大きく開き、視認性に優れ取り出しやすさも抜群です。ワンアクションで支払いができる便利さも嬉しいポイント。
また、カードポケットは札入れの内側に3つ設けられており、お財布を開けたときのすっきりとした見た目や、防犯面でも安心感があります。
| 素材 | 牛革 |
|---|---|
| サイズ | 10.1cm×7.7cm×4.3cm |
| 仕様 | 札入れ×1 カードポケット×3 小銭入れ×1 |
| カラー | 4色(ブラック/グレー/ボルドー/ダークベージュ) |
ディアリオ フォールディングウォレット
薄くて小さいのに収納力に優れた設計で、コンパクトなバッグにもすっきり収まり、キャッシュレス派の方にもぴったりのアイテムです。
小銭入れは中身が取り出しやすいよう、大きめの片マチを採用し、深さをあえて浅く設計。必要最低限の現金やカードをしっかりと収納できるほか、札入れの中央にはあえて間隙を設けることで、紙幣の取り出しやすさにも配慮しています。細部まで使う人を想った、土屋鞄製造所の理念が息づいた逸品です。
メインレザーには、植物タンニンだけで鞣した革に、オイルを塗り重ねて仕上げた「オイルメロウレザー」を使用。
深みのある色合いや、トラ・バラキズといった革ならではの個性、使い込むほどに増す味わい深い表情が魅力です。ハリを保ちながらもしなやかさを増していく、経年変化が楽しめる上質なレザーです。
| 素材 | 牛革 |
|---|---|
| サイズ | 10.5cm×8.7cm×2.7cm |
| 仕様 | 札入れ×1 カードポケット×6 小銭入れ×1 |
| カラー | 3色(ディープグリーン/ブラック/ブラウン) |
Tレティ ロングウォレット
薄型でエレガントな佇まい、そして手にしたときに美しく見える造りは、設計や仕立てに工夫が凝らされている証です。
お財布を広げると、土屋鞄製造所の頭文字「T」が浮かび上がる革の切り替えデザインも印象的。パーツ一つひとつをぴったりと合わせた緻密な縫製には、熟練職人の繊細な技が光ります。
メイン素材には、イタリアで鞣された「スムースタッチレザー」を使用。きめ細やかでしなやかな表情があり、薄くてもコシがしっかりと感じられるため、手にしたときの高級感も格別です。
内装にはフリーポケットやカードポケットが充実しており、マチ付きの小銭入れや札入れも出し入れしやすく、使い勝手のよさが魅力です。
| 素材 | 牛革 |
|---|---|
| サイズ | 18.5cm×9.6cm×2.4cm |
| 仕様 | 札入れ×1 カードポケット×5 ポケット×2 小銭入れ×1 |
| カラー | 4色(ブラック/トープ/サックスブルー/テラコッタオレンジ・エクリュ) |
土屋鞄製造所と比較されるブランドと人気アイテム
土屋鞄製造所の革財布とあわせて、比較検討されるブランドはいくつか存在します。
どのブランドにも、それぞれの想いや厳選された素材、こだわりのデザインなど、個性ある魅力が詰まっています。ブランドの歴史や特徴をふまえながら、自分に合った革財布選びの参考にしてみてください。
GANZO(ガンゾ) コードバン L字ファスナー二つ折り財布
1999年に誕生した「GANZO(ガンゾ)」は、皮革小物製造卸売業のAJIOKA.が展開する、日本最高峰のレザーブランドです。
日本の文化と技を知り尽くした職人の手により、匠のこだわりと魂が込められたアイテムを数多く生み出してきました。上質な素材を融合させた製品づくりが魅力で、土屋鞄製造所と同様に「高品質な素材を使うこと」や「美しい経年変化を楽しめること」が共通点として挙げられます。
確かな品質とシンプルで堅牢なデザインが特徴で、温かみのあるデザインが中心の土屋鞄製造所に対し、ガンゾは男性向けらしい重厚で端正なデザインが中心です。女性向けのデザイン展開はないものの、クラシックな佇まいや落ち着きのあるカラーリング、上質な革の風合いに惹かれて愛用する女性も少なくありません。
そんなガンゾを代表するのが、水染めコードバンと、端正で重厚感ある佇まいが魅力の逸品です。
使い込むほどに穏やかに表情が変化し、色艶に深みが増していく様子はまさに十人十色。内側には柔らかなヌメ革を合わせており、異なる2種類の経年変化を同時に楽しめる贅沢な仕様です。
外側にはL字ファスナータイプの小銭入れを配置。マチが大きく開くため、視認性や取り出しやすさに優れています。内側にはフリーポケットも付いており、鍵や薬などの小物を収納するのに便利です。
内装は余計な装飾を省いたすっきりとした設計で、日常使いにぴったりの収納力を実現。フリーポケットも多く、整理整頓しやすい点も魅力です。ベーシックなカラーで展開されているため、大人の女性にもよく似合います。
| 素材 | 馬革/牛革 |
|---|---|
| サイズ | 10.5cm×9cm×2.8cm |
| 仕様 | 札入れ×1 カードポケット×5 ポケット×4 小銭入れ×1 |
| カラー | 5色(ブラック/ヘーゼル/ダークブラウン/ダークグリーン/ネイビー) |
COCOMEISTER(ココマイスター) イリーナ・ウェイン
2011年に誕生した「ココマイスター」は、「強く、そして自由に。」をコンセプトに、芸術性と五感に訴える製品を多数発表してきました。
コレクションは一つひとつに異なるコンセプトがあり、同じレザーとは思えないほど多彩な表情を持つアイテムも少なくありません。上品でカラーバリエーションも豊富な点も魅力で、見ているだけで心が躍るような楽しさを感じさせてくれます。
土屋鞄製造所と同様に、日本の職人による丁寧な仕立てと、上質な素材を活かした洗練されたデザインが特徴です。
ココマイスターでは、ヨーロッパ各国から輸入したレザーを自社の革倉庫で徹底管理。さらに、メンズアイテムが中心だった中で、2016年にはレディースライン「Coco Doullens(ココ・ドゥレーヌ)」がスタートしました。
土屋鞄製造所と比べて、華やかなカラー展開が多いのも魅力のひとつ。スタイルに合わせて、より幅広い選択が可能です。
ドイツ産のカーフレザーに型押しを施し、汚れや傷に強い耐久性を持たせた「イリーナ」シリーズ。
ラグジュアリーな上品さとエレガントなデザイン、ドライな質感やマットな風合いは、シーンを選ばず愛用できます。経年変化が起こりにくいため、使い始めの美しさを長く楽しめるのもポイントです。
正面にあしらわれたエナメルプレートは、本体カラーに合わせて色が異なり、大人の女性らしい上品さを演出してくれます。
内装は、ラウンドファスナー長財布の魅力を詰め込んだ設計。収納力に優れ、スムーズな支払いはもちろん、整理整頓もしやすく、日常使いにぴったりです。
カラーバリエーションは、ベーシックな3色に加えて、上品で鮮やかなカラーも取り揃えられています。
| 素材 | 牛革 |
|---|---|
| サイズ | 19.7cm×10.3cm×2.3cm |
| 仕様 | 札入れ×2 カードポケット×12 ポケット×3 小銭入れ×1 |
| カラー | 6色(オランジュ/グランツネイビー/ロイヤルブラック/マンダリンオレンジ/スイートメロン/レッドラズベリー) |
PORTER(ポーター) TONE DUO PURSE
「PORTER(ポーター)」は、1962年に吉田鞄が初めて手がけた自社ブランドです。「一針入魂」をモットーに、メイド・イン・ジャパンにこだわり、丁寧な仕立てや高い耐久性、優れた実用性を兼ね備えたバッグや革小物を数多く発表しています。
中でも、独自のナイロン生地を使用した「タンカー」シリーズは、「軽くて丈夫」と高く評価され、発売から40年を超えた今でも根強い人気を誇ります。
土屋鞄製造所との共通点は、職人の丁寧なものづくりや優れた品質、耐久性にあります。
一方で、素材の経年変化や温かみを活かした、シンプルで洗練されたデザインの土屋鞄製造所に対し、ポーターは多様な革素材やナイロン素材を用い、機能性と実用性を重視したカジュアルなデザインが特徴です。
「TONE(トーン)」シリーズは、ファスナー引手に付属したポーターオリジナルのホイッスルがアクセントになったユニークな一品。ブラックとキャメルの2色展開で、外側と内側でカラーを反転させたバイカラーデザインには、ポーターらしい遊び心が感じられます。
メイン素材には、細かなシボと柔らかな手触りが魅力のシュリンクレザーを採用。使い込むほどに手に馴染み、革ならではの変化を楽しめます。
また、現金とカードを分けて収納できる構造により、使いやすさを追求。カードは最大18枚収納可能で、自身のカードだけでなく、お子さまの保険証や診察券なども一緒に持ち歩けるため、いざという時にも安心です。
コンパクトなサイズながら、紙幣は折らずに収納できる設計で、スリット式のため支払いもスムーズ。スナップタイプの小銭入れにはマチが付いており、視認性も良好です。
小さいながらも収納力に優れ、細部にまで配慮された設計は、「さすがポーター」と言いたくなる完成度です。
| 素材 | 牛革 |
|---|---|
| サイズ | 11cm×9cm×3.4cm |
| 仕様 | 札入れ×1 カードポケット×3 小銭入れ×1 |
| カラー | 2色(ブラック/キャメル) |
土屋鞄製造所の革財布のメリット
土屋鞄製造所のアイテムには、使う人のことを想った心配りが随所に込められています。革財布の購入を検討する際は、まずそのメリットから確認してみましょう。
経年変化の美しさ
土屋鞄製造所の魅力のひとつは、「経年変化の美しさ」です。世界各地から取り寄せた豊富な種類のレザーは、使い込むほどに表情が変化し、自分だけの唯一無二の風合いへと育っていきます。
上質なレザーだからこそ、使うたびに色艶に深みが増し、新品よりも使い込んだ姿のほうが美しいといわれるほど。お手入れの方法や頻度によっても風合いが変わるため、革の変化を楽しみたい方にぴったりです。
メ丈夫で飽きのこないデザイン
土屋鞄製造所の革財布は、「丈夫で飽きのこないデザイン」にこだわって丁寧に仕立てられています。毎日使うアイテムだからこそ、長く愛用できる丈夫さは大きな魅力です。
また、洗練されたタイムレスなデザインはトレンドに左右されず、長く使う人の暮らしに寄り添ってくれます。
使い勝手の良さも魅力のひとつで、10年単位で使い続けたい方や、一生モノの革財布を探している方にもおすすめです。
安心のサポート体制「CRAFTCRAFTS」
革財布は長く使うほどに愛着が増しますが、その分、擦れやほつれなどのダメージも出てきます。
土屋鞄製造所では、「CRAFTCRAFTS(クラフトクラフツ)」という独自のサポート体制を展開しており、製品のケアや修理、リメイク、リユースに対応。
「お気に入りのアイテムを手を加えながら永く使い続けたい」という想いに応えるサービスが整っています。
他のブランドと比べてもサポートが充実しているため、初めて革財布を選ぶ方にも、トラブル時に相談できる安心感があります。
贈り物にも最適
土屋鞄製造所の革財布は、高品質かつタイムレスなデザインで、世代や性別を問わず愛用できるのが魅力です。
日本の丁寧なものづくりに裏打ちされた信頼感に加え、優れた実用性と耐久性、そして日常使いでストレスの少ない設計も大きなポイント。
そのため、自分用としてはもちろん、大切な人への贈り物としても最適です。お揃いで持つ方も多く、長く寄り添えるギフトとして喜ばれています。
土屋鞄製造所の革財布のデメリット
土屋鞄製造所の革財布には多くの魅力がありますが、人によっては合わないと感じる点もあります。
購入後に後悔しないためにも、メリットだけでなくデメリットにも目を向けたうえで、自分のライフスタイルや好みに合っているかを確認しておきましょう。
水濡れや汚れに弱い
一方で、土屋鞄製造所のレザーは天然素材を使用しているため、水濡れや汚れに弱いという特性があります。
特にヌメ革や水染めコードバンはデリケートな素材であり、雨やバッグ内のペットボトルからの水滴などにも注意が必要です。万が一濡れてしまった場合は、できるだけ早く水分を拭き取り、保湿ケアを行いましょう。
また、経年変化を楽しめるという魅力がある反面、定期的なブラッシングやレザークリームによるメンテナンスが欠かせません。
そのため、革の変化を育てるための手間をかけたくない方や、購入時の美しい状態を保ちたい方、日常的に気兼ねなく使いたい方には、あまり向いていないかもしれません。
使い始めの硬さ
人気のヌメ革やブライドルレザーは、使い始めは革が硬く、カードの出し入れや折り財布の開閉がしづらいと感じる場合があります。
使い込むほどに少しずつ柔らかくなっていく過程も革の魅力のひとつではありますが、最初からストレスなく使いたい方にとっては、他のブランドを検討するのも選択肢のひとつです。
価格が高め
土屋鞄製造所の革財布は、他の国内レザーブランドと比べてやや価格帯が高めに設定されています。
とはいえ、熟練の職人による丁寧な仕立てや、上質な素材を贅沢に使用していることを考えれば、その価格にも納得できる品質です。実際に使い続けることで、その価値を感じられるはずです。
ただし、「そこまでのスペックは求めていない」「価格を重視したい」という方にとっては、やや不向きに感じられるかもしれません。
ラインナップの少なさ
他のブランドと比較すると、土屋鞄製造所の革財布はラインナップがやや少なめに感じられることがあります。
選択肢がある程度絞られているため、決断しやすいというメリットはあるものの、ココマイスターのように豊富なバリエーションから選びたい方には、少し物足りなく感じることもあるでしょう。
まとめ
ランドセル工房から始まった土屋鞄製造所は、今では日本を代表するレザーブランドとして多くの人に知られています。
品質の高さや丁寧な手仕事、使うほどに味わいを増す経年変化、長く愛用できる耐久性、そして流行に左右されないタイムレスなデザインに、憧れを抱く方も少なくありません。
また、定期的なメンテナンス方法の案内に加え、長年の使用で生じた擦れやほつれ、型崩れの修復やリメイクといったサポート体制も充実しており、長く付き合える安心感があります。
価格はやや高めですが、10年単位で愛用する方や、世代を超えて受け継がれることもあるのが、土屋鞄製造所ならではの魅力です。
本記事を参考に、ご自身にぴったりの革財布を見つけてみてください。