目次
ネットショップと実店舗の違い
ネットショップでも実店舗でもインテリア雑貨屋は多数存在します。
ネットショップと実店舗はどこが違うのかをまとめてみました。
ネットショップ | 実店舗 | |
開業の難易度 | 低い | 高い |
開業のコスト | 低コスト、無料で可能な場合も多い | 立地によっては数百万、数千万かかる |
固定費 | 低い | 立地によっては家賃が高額 |
人員 | 少なくても可能 | 大型店舗だとそれなりに必要 |
集客 | WEB広告、自然検索など | 立地に左右される |
営業時間 | 24時間年中無休 | 定時、定休日がある |
購入 | ページ上で判断 | 実物を確認してから判断 |
接客 | 電話、メール、チャット | スタッフとマンツーマン |
決済 | 現金以外 | 現金も使用可能 |
配送 | 必要 | 基本的に持ち帰る |
開業の難易度
ネットショップは審査があるサービスもありますが、基本的に開業の難易度は非常に低いです。
申し込んだその日から受注を開始できるスピード感もあります。
実店舗はテナント探しから始まり、設備工事、内装のレイアウト、什器の搬入、商品の陳列など、やる事た多数あり場合によっては開業までに数か月から数年かかる事があります。
開業のコスト
ネットショップは開業が無料で出来るサービスもあり、開業コストが低い事がわかりますね。
特にコロナ禍では、非対面のネットショップの需要が伸びています。
ネットショップはサービスによっては無料で開業する事が出来ます。
反面実店舗はテナントを借りる為の初期費用として敷金、保証金、前家賃などが発生しますので数百万円から数千万円かかる場合があります。
固定費
ネットショップは規模や運用方法によりますが1人いれば運用は可能です。
ネットショップサービスの月額固定費は無料のものありますので固定費を抑える事が出来ます。
実店舗の場合は、大きな固定費はテナントの家賃です。
立地がいい場所だと数百万円、数千万円の家賃がかかりますので大きな負担となります。
人員
ネットショップの場合、全て外注化する事で規模に関係なく人員を抑える事が出来ます。
実店舗の場合は規模が大きいとどうしてもそれなりの人員が必要になりますのでコストの負担が増えます。
集客
ネットショップの集客は自然検索やWEB広告を使用します。
実店舗の場合SNSを使用して訪問を促したりもしますが、基本的に店舗の立地によるところが大きいです。
営業時間
ネットショップの場合、24時間365日、休むことなく注文を取り続けてくれます。
実店舗の場合営業時間や定休日は決まっています。
購入
ネットショップで購入を決定する場合、ページ上の画像や情報で判断する事になります。
実店舗の場合は、実物を手に取ってみる事が出来ます。
ネットショップは実物を手に取ってみる事が出来ないので、ショップによっては返品や交換対応を行っているショップもあります。
接客
商品の不明点はネットショップの場合、電話、メール、チャットなどで問い合わせする事になります。
実店舗の場合は店舗スタッフに直接マンツーマンで質問する事ができ、コミュニケーションは取りやすいと言えます。
決済
ネットショップは現金以外の、クレジットカードが基本的な決済方法になります。
実店舗は現金も使用する事ができ、逆にクレジットカードが使用できない店舗も一部ですが存在しています。
実店舗でもたくさんの決済方法を用意しておくと、お客様もスムーズな決済が出来ます。
配送
ネットショップで商品を購入した場合は、基本的に宅配便で自宅まで配送されます。
実店舗の場合はそのまま持ち帰る事が出来ますので、すぐに必要なものは持ち帰る事が出来る実店舗にメリットがあります。
ネットショップでインテリア雑貨を販売するメリット
ネットショップでインテリア雑貨を販売するメリットはいくつかありますので紹介していきます。
ネットショップは開業コストが低い
インテリア雑貨は基本的に商品単価が高くないものが多く、仕入れるにしてもコストを抑える事が出来ます。
また、ネットショップはリアル店舗と違い初期投資が少ない金額で開業できる為、気軽に開業できるのもポイントです。
ネットショップは運用コストが低い
インテリア雑貨は基本的に商品が小さい物が多く、倉庫に委託する場合、倉庫の保管料や配送料を抑える事が出来ます。
販売価格も低単価のものであれば、ネットショップサービスの手数料も安いです。
ターゲット層が広い
雑貨は老若男女問わず、ターゲット層が広いのが特徴です。
女性向けでも10代なのか、20代なのかで扱うものが変わってきます。
そういった意味では雑貨は全ての年齢層がターゲットになりえます。
ネットショップでインテリア雑貨を販売する前にやる事
Step1 ショップのコンセプトを考える
ショップを開業する前にコンセプトは決めるようにしましょう。
大手と似たものを扱おうと考えた場合、価格や集客力で太刀打ちできません。
なので、大手がやっていない事や、隙間に注目してみるといいでしょう。
雑貨といっても範囲が広いので参考までにいくつか商品の取り扱いコンセプトの決め方を紹介していきます。
地域で決める
- 和雑貨
- 北欧雑貨
- エスニック雑貨
雑貨はその国の文化やライフスタイルを取り入れた独自のものが多いです。
北欧雑貨なら北欧雑貨のテイストが好きなお客様が集まりますので、その中で戦略を立てていきましょう。
世界観で決める
- キャラクターもの
- かわいいもの
インテリア雑貨といえばポップでカラフルなものや、動物やアニメのキャラクターなどのキャラクターは定番品ですよね。
世界観を統一する事で、その世界観が好きなファンを獲得が見込まれ、記憶に残りやすくなります。
Step3 コンセプトにあった商品を仕入る
コンセプトが決まったら仕入れを行います。
既に仕入れルートがある場合以外の方は新規で仕入れ先を探す事になりますので代表的な仕入れ方法をいくつか紹介します。
展示会で仕入れる
実際に商品を確認できる点、一気に数社の商品を見る事が出来る展示会は雑貨の仕入れ先としてはおすすめです。
最先端のものから、ファッション、キッチン雑貨などジャンル毎の展示会を開催しているギフトショーはおすすめです。
ギフトショー
https://www.giftshow.co.jp/tigs/
ネットで仕入れる
ネット上の仕入れサイトはたくさんの商品を一度に確認したり、仕入れる事が出来ます。
決まったものを仕入れたい場合や、商品点数を増やしたい場合に活用出来ます。
スーパーデリバリー
https://www.superdelivery.com/
仕入先はこちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
Step4 ネットショップサービスに申し込む
販売する商品が決まったらネットショップサービスの申し込みを行います。
ネットショップサービスはたくさんありますので、雑貨屋の場合は以下の考え方で選ぶといいです。
自分自信がSNSやブログなどで既に情報発信を行っている、フォロワーがいる場合:ASP型
価格や商品力に自信があり、たくさんの商品を販売出来る:ショッピングモール型
ASP型は独自ドメインで作れる、商品ページやTOPページの制作が自由に出来る、機能を追加出来るなどのメリットがある一方で集客力がないので、自分で集客する必要があります。
その為、自分自身がインフルエンサーなどで固定のフォロワーがいる場合は、その方たちに情報発信を行ってください。
反対にSNSなどは行っておらず、商品の価格や商品力で、ライバル店舗に勝てる!
と考えている方は楽天市場などのショッピングモール型がおすすめです。
Step5 ネットショップを構築する
ネットショップサービスに申し込み、構築が可能になったら構築をすすめていきましょう。
決済方法や運送会社の選定、商品登録、TOPページの作成などを行います。
ここの部分は外注業者に依頼する事でスムーズに行えるので構築に自信がない場合は外注に依頼する事がおすすめです。
Step6 ネットショップをオープンする
構築が完了したら、いよいよネットショップのオープンです。
商品は販売可能な状況にし、受注を取れる状態にしてください。
また、あわせてネットショップのオープン企画や販促も検討しましょう。
Step7 個人事業主の場合は開業届けを提出する
法人でネットショップを開業する場合は不要ですが、個人事業でネットショップを開業する場合は開業届けを管轄の税務署に提出しましょう。
開業届けの提出は義務ではありませんが、提出すると様々なメリットがあります。
ネットショップでインテリア雑貨を販売後にやる事
ネットショップを立ち上げた後もやる事はあります。
ポイントはとにかく改善を繰り返す事です。
売れない日々が続くと気落ちしてしまうかもしれませんが諦めずに計画を立ててコツコツと運営していきましょう。
Step1 集客
ネットビジネスは兎に角、集客が命です。
コンセプトやターゲットにあわせた集客を行いましょう。
特にSNSからの集客は大切なので、Twitter、Facebook、Instagramの3つは最低限使用しましょう。
また、買い付け日記や商品ページには記載していない商品秘話などをブログから情報発信するなど、SEO対策やファンづくりになるのでおすすめです。
代表的な集客方法
- SNSやブログ
- WEB広告
- プレスリリース
Step2 顧客対応
受注後は速やかに商品の発送を行いましょう。
商品は開封率100%で、お客様との大切な接点です。
同梱物やダンボールにも自社のメッセージや販促に有効活用してください。
また、お客様からの質問には素早く返答出来るように努めましょう。
問い合わせの返信は遅くとも1時間以内に
お客様は不明点があってショップに問い合わせをしてきます。
問い合わせの返答が遅いとお客様の熱も冷めてしまう可能性があります。
その為、遅くとも問い合わせの返答は遅くとも1時間以内には行いましょう。
Step3 運営のルーティン化
受注数も増え、サイトの運営が安定化したら、サイトの運営は外注に出す事を検討しましょう。
ネットショップで本来行う事はあなたにしか出来ない事です。
サイトの運営部分は外注に出す事で商品の仕入、広告の選定、商品開発などに注力する事が出来ます。
外注に依頼したほうがいい作業例
物流作業の出荷、梱包などの作業は受注が増えれば増えるほど時間がかかります。
その場合は物流倉庫会社に外注依頼する事をおすすめします。
物流倉庫会社によっては、商品の検品、商品の撮影なども行っている企業もあります。
出荷件数が増えてきたらまず物流を外注に依頼する事を検討しましょう。
Step4 サイトの分析と市場調査
これまでどのような施策行ったかを振り返り、商品毎の売れ行きやアクセス状況などは定期的に確認していきましょう。
売れていない商品は需要がなくて売れていないのか、需要はあるけれど集客できていないのか、集客出来ているけれど、売れていないのか、これらは似ているようで取るべき対策は全く異なります。
あわせてターゲットとなる人がどういう商品が欲しいのか、次に売れそうな商品はどれになるのか?などSNSなどを活用して情報収集を行い、仕入れに活用しましょう。
まとめ
この記事ではネットショップで雑貨屋を開業する方法を解説しました。
ネットショップは常に改善が必要です。
トライ&トライで色々な事をやってみましょう。
雑貨のジャンルは幅が広いので事前にどの方向を打ち出していくのかは必ず決めるようにしましょう。
ショップの独自性を出し、ファンをつくっていく事が成功への近道となります。