目次
ネットショップを成功させる為の方法15選
ネットショップを開業したら全く売れない。なんて事にならないように、成功率を上げる為に開業前から出来るネットショップを成功させるポイントを把握しておきましょう。
その1 ターゲットを明確化する
リアル店舗もネットショップも誰に商品を購入してもらいたいのか、ファンになってもらいたいのかを打ち出していく事が大切です。
例えば10代を対象としたネットショップで高級路線の商品は何となく成功させる事が難しい事が想像が出来ますよね。
ネット上のビジネスですがお客様は生身の人間ですので、こういう事をしたらどうなるだろうという想像力や情報は把握しておいてください。
ニッチな商品だと、お客様は専門店で購入したいと思いますよね。
商品は玄人向けなのか、初心者向けなのかで商品のラインナップや商品ページに記載する情報も異なってきます。
その2 集客方法は必ず開業前に考える
ネットショップはネット上のビジネスです。
兎にも角にも集客が大切です。
モール型なら月間で数千万人が訪問します。
商品力があればSEO対策を行い、自然と集客が出来るかもしれませんがASP型の場合は全て集客は自社で行う必要があります。
ネットショップを開業する際に集客はどのような形で行うのかは必ず決めておきましょう。
また、商品によってはお試しセットや初回1回限りのお得なセットなど用意しておく事が必要になります。
人が訪問してこないと、いくらいい商品でも売れないので閉店する事になりかねません。
代表的な集客方法
- リスティング広告
- SNSやブログでの情報発信
- バナー広告
その3 競合をリサーチして売り方を決める
型番商品の場合、型番で検索すると他店の商品がたくさんヒットしますのでその中から自社の商品を購入してもらう必要があります。
例えば価格が同じ価格の場合、ポイントを付けられないか、クーポンを付けられないか、おまけ企画は出来ないか?など差別化していく事を考えましょう。
その4 ランディングページの最適化
商品紹介ページの事をランディングページといいジャンルによっては必須になります。
ネットショップは商品を手にとって現物を見られない分ページ上で商品の購買を決めてもらう必要があります。
また、ランディングページは改善する事で大幅な売り上げを上げる事も可能ですので最適化する事が大切です。
広告金額や商品数を2倍に増やす事は難しくても、商品の購買率を2倍にする事は不可能ではありません。
どんなに商品ページに集客できても購買されないと売り上げになりません。
商品ページのアクセス数が良くて購買率が低い場合はランディングページを見直してみましょう。
その5 安易な値引きは行わない
よく安くすれば売れますか?と聞かれますが答えはイエスでもありノーでもあります。
お客様は何にその金額を払うのか?という事を常に念頭に置いておきましょう。
例えば激安ショップでも販売されているような商品を高額で購入されたお客様はがっかりすると思います。
しかし、しっかりとした商品のこだわりポイントや、背景を理解して購入されたお客様が納得して購入される分には満足度は高いと思います。
逆に高く販売出来る商品は無理に安くする必要はありません。
ブランド価値を下げてしまい、安売りのイメージがついてしまいますし、高額なものは所有欲を満たしてくれる可能性があります。
その6 リピーター確保の為の施策を考える
リピーターを獲得するには実はあまり費用もかからず効率よく収益を上げる事が可能です。
商材によって施策は異なってきますが、例えば、二回目の購入の際は同梱物に使い方のポイントやレシピや次回使えるクーポンを同梱する。
三回目の購入の際は直筆の手紙を入れるなどの方法があります。
リピーターは事業者にとって非常に大切なお客様です。
必ずリピーターを獲得する為の施策は行いましょう。
リピーター確保の施策例
- 複数商品購入で値引き・送料無料
- イベントに合わせたキャンペーン
- 会員登録特典の用意
- 延長保証、返金保証
- ポイント付与
- レビュー特典の用意
- 紹介キャンペーン
その7 ショップ情報はしっかり明記する
初めて購入されるサイトだとお客様も不安になる事もあると思いますので自社の紹介や住所、電話番号、配送方法、決済方法、返品方法、Q&Aなどはしっかり掲載しておきましょう。
また問い合わせのボタンや窓口のリンクはわかりやすい位置に設けて問い合わせしやすいように配慮しましょう。
しっかりとした会社情報は信頼性を高めてくれます。
その8 問い合わせにはすぐに返信する
お客様からの問い合わせはスムーズに対応しましょう。
また、お客様の疑問点を解消すると同時にわかりやすい対応で、何度も問い合わせのやり取りを続けさせないように気をつけてください。
弊社のネットショップでは営業時間内であれば、問い合わせは5分から10分以内に返信するように心がけています。
その9 決済方法は複数揃えておく
決済方法の割合はクレジットカードが多いですが、それ以外にもキャリア決済やコンビニ決済を使用される割合は一定数以上いらっしゃいます。
クレジットカード決済以外で導入可能な決済方法があれば購買率が上がる可能性がありますので可能な限り用意しておくことをおすすめします。
揃えておきたい決済方法
- クレジットカード
- 代金引換
- Amazon Pay
- コンビニ決済
- キャリア決済
その10 原則注文日の当日に出荷する
商品によってすぐに欲しいというお客様や、急に故障した為早急に手配したという方も多数いらっしゃいます。
自社で出荷するにしても倉庫に委託するにしても、原則お昼頃までの受注したものは当日に発送出来るように体制をつくりましょう。
商品が早く配達されて困る人はあまりいませんが、遅く配達されると困るお客様の方が多い事が想像できますよね。
運送会社の集荷時間も決まっているので開業前に集荷時間の交渉も行いましょう。
その11 在庫管理を適切に行って機会損失や過剰在庫を抑制する
在庫は少なすぎると販売機会の損失に、多すぎて売れないと在庫過多で負債となってしまいます。
特に流行りの商品が売れ出したタイミングで仕入れを行うとワンテンポ遅い場合があります。
流行が長期化すれば勝機もありますが、短期で収束すると在庫過多になりますので注意が必要です。
小規模なうちは基本的にリストを避けて在庫過多になるような施策は打たない方がいいと思います。
その12 商品の利益率のバランスを考える
どの商品も同じ利益率という商品は少数だと思いますが、基本的に入口商品(サイトの目玉商品)や初めてのお客様向けの商品は利益率を多少下げてでも購入してもらう施策があるといいです。
また、関連商品、付帯商品などで利益率に高めにとれるように価格バランスを取りましょう。
ただ、競合がいない分野の商品であれば価格競争に巻き込まれない為利益率を高く設定する事で、事業を長く継続できる事になります。
その13 人手不足のときは外注を有効活用する
規模が大きくなれば頭を悩ませる事になるのは、人員の問題です。
ネット業界は変化が非常に激しい業界です。
やる事もたくさんあり、専門的なスキルも必要です。
社内で人材育成を行えるような仕組みがあればいいですが無いようなら思いきって外注に丸投げするのもおすすめです。
特に物流は梱包や入出庫にかける時間は規模が大きくなればなるほど必要になりますので基本的に外注するのを推奨します。
その14 製品化の前に実用性を考える
世の中には多くの商品があり、売れない、売れるに分類されると思います。
基本的に売るのが目的なので売れると思った商品を製品化している事だと推測出来ますがその中で明暗をわけるのはいくつか原因があります。
- 競合が多く商品が埋もれる
- 集客できていない
- 商品の実用性がない
大きくわけてこの3つが考えられます
埋もれている商品や集客が出来ていない商品は広告というお金で、サイト上のいい立地を購入する事で解決できます。
ただ、商品の実用性は客観的に商品力が必要なのでこれはお金では買えません。
製品化する前に今一度、商品がお客様にとって実用性があり有益なものになるのかは考えるようにしましょう。
その15 アクセス分析で改善を行う
ショッピングモール型でも、ASP型でも基本的にアクセス解析がついているのでしっかり分析しましょう。
ただ単にPVが多い少ない、購買率がジャンル平均より高い低いだけを見る事はあまり意味がないので、なぜそのような結果になったかをしっかり考えましょう。
商品紹介ページの閲覧数は多いが購買率が低い:商品の価格やランディングページの構成を見直す
滞在時間が短く直帰率が高い:検索意図を満たす情報やコンテンツを追加する
商品紹介ページの閲覧数が低い:検索キーワード(タイトルなど)を見直しSEO対策を行う
上記は一例ですが、分析データは自社の状態を教えてくれるカルテです。
改善できる点は改善していきましょう。
ネットショップ運営で失敗する原因
成功方法とは逆に失敗してしまう事もあります。
いくつか代表的な例を紹介します。
他社と差別化が出来ていない
ネットショップは全世界の方に購入してもらえるチャンスがあります。
競合も多い分差別化が出来ていないと苦戦する事になります。
それは価格が高い安いだけの話ではなく、集客、ライディング、ページ構成
購買体験など全て含めて差別化出来ているかがポイントになります。
似たような商品、価格のものを販売するにしても、売上は変わってきます。
サイトはわかりにくくないか、配送スピードは適正か、画像は訴求力があるかな常に改善する目線を持ち続けると、自ずと差別化へとつながっていきます。
商品をどのように検索するとヒットするかわかりずらい
ネットショップではお客様に検索される事ではじめて商品を見つけてもらえます。
肝心の商品をどのように探していいかわからない商品は検索結果にヒットしません。
ビッグキーワードや固定の商品名にプラスして検索されやすい商品企画を行いましょう。
例えば十徳ナイフという、色々な機能がついたナイフがあります。
固定の商品名で検索されるとヒットしますが複数の機能がついた商品などは、複数キーワードで検索されない可能性がありますので訴求ポイントを絞る事も大切です。
固定費がかかりすぎた
開業前にどれぐらい固定費がかかるか計算する事が出来ますが運営途中で色々なツールを導入したり、人を大量に雇用すると固定費が増大します。
特に人の雇用は慎重になる企業も多いと思いますが、育成コストもかかる為結果的に育成の必要がない、プロの外注に出した方がプラスになるケースも多々あります。
お客様目線になっていない
商品写真はどのような事を意識して撮影していますか?
という質問すると具体的に返答する事は難しいと思います。
ただ、この質問をしっかり返答できるネットショップは自社のお客様の事や流行の事を把握しているという印象があります。
商品説明もお客様が不安にならない、問題を解決できる為のポイントが記載されているなどお客様目線の運営は必要不可欠です。
その他にも配送スピードは問題ないか、商品画像はわかりやすいか、商品情報はターゲットにあった内容になっているかなど常にアクセス分析を見て改善していく姿勢が大切です。
この部分を疎かにすると、売上の伸びが鈍化してしまう可能性があります。
まとめ
この記事でネットショップを成功に導くための方法を解説しました。
あくまでネットショップはネットでの購買であること、お客様と対面でのコミュニケーションが取れない分スピーディーな対応や、わかりやすいサイト作りを目指しましょう。
いくらいい商品でもお客様に見てもらわないと売れませんし、いくら見られてもお客様にメリットが感じられない商品は販売を継続する事が難しいです。
この記事を参考に皆様のネットショップが繁盛しますように。