目次
家電ネットショップの動向
EC化率は増加している
新型コロナウイルスの影響で、多くの消費者がオンラインでのショッピングに移行しました。2020年以降、家電製品のオンライン販売率は大幅に増加し、家電製品のEC化率は約42%程度もあります。
https://www.meti.go.jp/press/2023/08/20230831002/20230831002-1.pdf
家電量販店はこの変化に対応するために、オンラインでの専門相談サービスを強化し、顧客が自宅からでも専門家の助言を受けられるサービスを提供し始めています。
エコ製品への関心が高い
環境保護への関心が高まる中、エネルギー効率が良い製品やリサイクル可能な材料を使用した家電が人気を集めています。
消費者は購入する製品の環境への影響を重視するようになり、これが購買行動に影響を与えています。
例えば、パナソニックは「エコナビ」機能を搭載したエアコンや冷蔵庫を提供しています。
この技術は、室内の環境や使用状況を感知し、最適な運転を自動で調整することで、エネルギー消費を抑えます。
これにより、消費者は電力消費を減らしながら快適な生活を送ることが可能です。
スマート家電が注目されている
IoT（モノのインターネット）技術が進むにつれて、自宅の家電をスマートフォンで操作できるスマート家電が増えています。
これにより、利便性が向上し、家庭のエネルギー使用効率も改善されています。
例えば、遠隔でエアコンや照明をコントロールできる製品が注目を集めています。
実店舗との連携強化でオンライン、オフラインが活用されている
多くの家電販売業者は、オンラインと実店舗、両方でショッピング体験を提供することに力を入れています。
顧客はオンラインで情報を得た後、実店舗で商品を確認し、オンラインまたは店舗で購入するという事が出来ます。
比較検討されやすい
家電製品は価格ドットコムのような比較サイトで、価格比較されやすいです。
ただ安ければシェアを必ず取れるという訳でもないので、配送方法やアフターフォロー、決済方法の充実など、お客様が買いやすくする仕組みを作りましょう。
コモディティ化した家電は単価が落ちている
目新しい商品は発売当初は、高値で販売される場合もありますが、競合の増加、類似商品の増加で、価格が安くなる傾向にあります。
独自のブランド価値を生み出し差別化していく事が重要です。
大手はサブスクリプションレンタルサービスを展開
家電は月額性でレンタルする事も可能です。
サイトによっては、レンタル期間が一定以上過ぎると、商品がもらえるという場合もあります。
レンタルのいいところは、試しに使ってみたい層を取り込める点です。
いきなり高額の家電は使ってみたいけれど、使用感がわかりずらいなどあると購入されないケースがあると思われます。
家電のリユースやリサイクル市場も活発
家電は買取販売や中古市場も活発です。
その場合は、店舗が独自の保証やアフターフォローを打ち出して、安心して購入できるような仕組みが大切です。
ネットショップで家電の売り上げを上げる方法
現代のネットショップで売り上げを上げるには、さまざまなマーケティング手法やサイトデザインのコツを知っておく必要があります。
ここからは、ネットショップで家電の売り上げを上げる方法を詳しく解説します。
型番商品や指名買いキーワードのSEO対策を行う
ネットショップで家電の売り上げを上げるには、SEO対策は欠かせません。
SEO対策とは、GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンで、ユーザーが検索した際に、自社のサイトが上位に表示されることです。家電は、メーカーやネットショップ名で検索されることが多く、SEO対策は会社の認知度を上げることにつながります。
検索エンジンで自社のネットショップが上位に表示されることで、訪問者が増えて売り上げがアップする可能性が高いです。
SEO対策で意識したい点は、ユーザーにとって有益な内容をサイトに盛り込むこと。SEO対策は成果が出るのに時間はかかりますが、売り上げに貢献できる施策となります。
SNSを活用し使用感などを発信する
近年InstagramやXなどのSNSから商品の情報収集をするユーザーが増加しています。
自社のネットショップの公式アカウントを運用し、集客をすることで売り上げアップに結び付く効果が期待されています。
SNS上ではユーザーとコミュニケーションを取ることが可能で、ネットショップのファン作りやリピート率を高めることも可能です。SNSでは、家電の商品紹介、機能紹介やキャンペーン告知などネットショップでは伝えきれない魅力を訴求しましょう。
SNSからユーザーの意見を取り込んで、新たな商品開発に活かすという手法もできます。
家電に興味あるユーザー向け広告を使用し集客する
ネットショップで家電の売り上げをアップさせるには、Web広告の使用も重要です。
Web広告はGoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンに掲載される「リスティング広告」や、ポータルサイトにバナーやテキストで広告を掲載する「ディスプレイ広告」、SNS上に出稿する「SNS広告」など多種多様となります。
有料広告はターゲットユーザーにアプローチしやすいため、売り上げアップにもつながる可能性が高いです。
ただし、Web広告は費用がかかるため「自社のサイトがどの広告と相性が良いのか」を念頭に費用対効果を検証する必要があります。
多店舗展開や大手ECモールを活用する
ネットショップにおける多店舗展開とは、店舗をを2つ以上に増やすことです。
たとえば、実店舗で家電を販売していたショップが自社ショップや楽天市場、Amazonなどのモールでオンライン販売を始めるといったことも多店舗展開となります。
ネットショップで家電の売り上げを上げるためには、実店舗や自社のネットショップだけではなく、複数のモール出店を行うことで多くの顧客へアプローチできるという魅力があります。
多店舗展開は多くの顧客にショップや商品を訴求でき、売り上げを最大化できます。
預けるだけで楽天市場・Yahoo!ショッピングで販売できる「売る倉庫」
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お買い物ガイドを充実させる
家電の売り上げを上げるには、自社サイトのお買い物ガイドを充実させることもポイントです。
自社サイトに訪れる顧客は「ネットショップの買い物に慣れていない」「はじめてネットショップを利用する」という人もいます。お買い物ガイドをネットショップ内に設置し、購入手順をわかりやすくすることでお客様は安心できます。
はじめてネットショップで商品を購入するユーザーであっても、ストレスなくスムーズに買い物ができるようにしましょう。
機能性などの魅力が伝わるように工夫する
ネットショップを訪れるユーザーは「その商品を購入したことでどのようなメリットがあるのか」というベネフィットを求めています。
たとえば、日々忙しくて時間のないユーザーが、ロボット掃除機をネットショップで購入するとします。ロボット掃除機を購入したお客様は、ロボット掃除機の見た目や機能性とともに、掃除の負担が減りゆとりのある生活ができるようになるというメリットが生まれるのです。家電の商品説明をする際は、機能性とともに商品を通じて、どのような価値をもたらすのかをお客様が具体的にイメージできるようにしましょう。
大型商品は配送・設置サービスを充実させる
家電商品の中には、大型商品も少なくありません。
お客様の立場になると、組立や設置が難しいことや到着後に1人で商品を運べないといったことも起こります。
搬入、開梱、組立設置、梱包材の回収サービスがあるとお客様の負担を減らすことが可能です。配送・設置サービスについては「どこまで自社で行うのか」明確にするために、サイト内でお客様がオプションを選択できるようにしておくのもよいでしょう。
家電のネットショップは、ユーザーの立場に立ってお届けするサービスも充実させることが重要です。
インフルエンサーにレビューしてもらう
インフルエンサーは、行動や発言の拡散力が高く世の中に大きな影響力を持つ人や団体のことです。
インフルエンサーの影響力を活用して商品のPRやレビューで情報発信することで、商品やネットショップの認知度や購買意欲向上に貢献します。インフルエンサー自体は、多くのファンを獲得しています。家電商品のターゲット層とインフルエンサーのファンが合致していることで、商品売り上に大きな成果をだせるでしょう。
インフルエンサーマーケティングはターゲットに説得力の高い訴求ができ、爆発的にバズれば拡散力が期待できるのもメリットです。
再生品なども安くして販売する
再生品とは、家電メーカーに初期不良で戻された製品や展示品としての使用のみで返品された製品を指します。
「修理再生品」などと呼ばれることも。メーカーに戻された商品は、廃棄するとなるとコストがかかります。家電メーカーは、初期不良製品であれば不具合の原因を見つけて部品の交換や修理を行います。その後、新品と同レベルの品質検査をして市場に再び流通させるため、価格を安くできるのがメリットです。
再生品は、リサイクルの観点から環境にやさしいという点からも購入につながりやすくなります。
店舗受け取りサービスを実施する
ネットで注文して、帰宅時に最寄の家電店舗で商品の受け取りが出来る受け取りサービスは、自宅を留守にしがちな人に嬉しいサービスです。
商品の納品日をわかりやすく表示する
家電は大型商品や、既存の家電が故障して「新しいものが今すぐ欲しい」というユーザーが多いです。
お客様が、商品の納品日をわかるように表示しましょう。いつ出荷されるのかという目安がわかりにくいと、ユーザーは購入をためらい「かご落ち」が起こることもあります。
商品の納品日は、商品のカートボタンの下などに、表示するとわかりやすくなるでしょう。特に大型家電の場合は、宅配便以外での配送になる事も多い為、気にする人も多いので極力記載しましょう。
決済方法を増やす
ネットショップが普及してきたことにより、最近ではさまざまな決済方法が利用できるようになりました。
購入者の年齢や生活に合わせて多種多様な支払方法が増えてきたことにより、どのような決済方法をとりいれたら良いかと悩む人もいるでしょう。ネットショップの決済方法はできるかぎり増やすことが大切です。
ユーザーにとって利便性のある決済方法を選択できるので、売り上げアップにつながります。現在数多くの決済方法が存在する中で、下記の支払方法に大きく分けられます。
- クレジットカード
- 代金引換
- 銀行振込
- 後払い
- コンビニ払い
- キャリア決済
- スマホ決済サービス
レビューを集めて安心感を持ってもらう
ネットショップや商品のレビューが多いと、ユーザーに安心感を与えられます。
そもそもレビューは、購入者が商品やサービスを購入した感想が記載されているものです。
そのため新規顧客が商品購入を迷っている際に、レビューを見て購入の後押しをする効果があります。
レビューを増やすためには、レビューを投稿してくれた購入者にクーポンなどの特典をプレセントすると良いでしょう。レビューで低評価をつけられてしまった場合は、真摯に対応することが大切です。企業の姿勢がお客様に伝わり、信頼感を高められます。
延長保証などのアフターフォローを検討する
ネットショップで家電を購入するお客様は「商品が故障したらどうしたら良いのか」という疑問を持つケースがあるでしょう。ネットショップは、実店舗で直接説明を受けて家電を購入するよりもお客様がアフターフォローに不安に感じる可能性が高いです。
ネットショップで家電を販売する際は、延長保証やアフターフォローのサービスについて検討しましょう。ネットショップの顧客満足度が向上し、売り上げアップやリビート購入に結び付きます。
価格を複数設定する
商品の価格を3段階に分けて販売した際に、お客様が真ん中の価格を選びやすい傾向にあります。松竹梅で言うと、竹を選ぶことになるのでこの心理を「松・竹・梅の法則」と言います。ネットショップで家電を販売する際も、自社が売りたい利益率の良い商品を真ん中の価格に設定するとよいでしょう。購入単価が上がり、売り上げが上がります。
まとめ買い企画を行う
まとめ買いとは、商品を複数購入することで割引特典があるサービスです。
たとえば、商品を2個セットで購入すれば5%オフになるといった企画です。進学や就職などの新生活に合わせて、家電のまとめ買いを企画するのもよいでしょう。冷蔵庫や洗濯機、掃除機やレンジなどをまとめ買いサービスにすることは、売り上げアップにつながります。まとめ買い企画は、季節のイベントに合わせてラインナップ決めるのがおすすめです。
限定モデルを作る
ネットショップで家電を売る際に、販売期間や数量を限定にする「限定モデル」を作るのも良いでしょう。
ブランドのコラボ商品や一定の期間にしか購入できない「限定」に魅力を感じるユーザーは多いです。限定モデルは希少価値が高く、購入意欲を高め売り上げに直結します。
特定の状況を想定したページを作る
家電は新生活、夏、冬、など商品によっては利用シーンが明確な場合があります。
その場合は、新生活家電、インテリアに馴染むデザイン家電など特集ページを作成し、必要な商品をまとめて紹介する見せ方もおすすめです。
消耗品の交換時期や買い替え時期に合わせてアプローチする
例えば浄水器のカードリッジ、空気清浄機のフィルター、プリンターのインクなどは消耗品なので、買い替え時期に合わせてメルマガやLineなどで購入を促せるとスムーズな購入体験が出来ます。
カテゴリーごとの専用ページを作る
顧客が商品を探しやすいように、エアコンのページ、扇風機のページ、などカテゴリー毎にページを作り見てもらうと買いやすくなります。
また、同じカテゴリーでも他の商品とどう違うのか(消費電力が低いなど)がわわかるとさらにわかりやすくなります。
関連商品を提案し同梱してもらう
お客様が商品を購入する際に、関連商品のリストを商品ページに表示して提案しましょう。
ユーザーが関連商品を目にすることで、追加で商品を購入することがあります。新商品を表示するのもよいでしょう。関連商品を商品ページで提案することは、客単価アップにつながります。
試用期間を設ける
家電商品のお試しをする「試用期間」を設けるサービスもおすすめです。
ネットショップで家電を購入したものの「家で使ってみたら思っていた商品と違った」と感じるケースは少なくないです。
ネットショッピングは直接目で見て家電を購入できないため、お客様が不安に思うこともあるでしょう。
試用期間に家電を実際に使ってみて、お客様が気に入ったら購入できるようにしておけば納得して商品を購入いただけます。
最近のネットショップでは、お試し無料というサービスを見かけるようになってきました。
商品に対して疑問を持っているユーザーに無料で商品を使ってもらうことで、購入につながることが期待できます。
顧客限定セールを行う
ネットショップで家電の売り上げを上げるために、顧客会員限定のセールを行うのもよいでしょう。
顧客会員のみが閲覧できる限定セールを企画して、通常のセールよりもさらにお得に購入できる特典をつけます。「家電を会員価格で購入できる」というお得感があるので、ショップのファンが増える可能性も。
限定セールは顧客会員に特別感を演出し、購入率やりビート率を上げる施策です。
タイムセールを実施する
家電の購入率向上の施策としてタイムセールもおすすめです。
タイムセールは限定された期間だけお客様が安く商品を購入できる施策です。
自社の家電を気になっているが購入までに至らなかったユーザーが購入する可能性もあります。タイムセールを実施することで、リピーターはもちろん新規顧客が増えることで顧客のデータ取得ができるメリットもあります。ただし、タイムセールで販売する商品の選定は慎重に行いましょう。
スマホでの購買体験を意識したサイト作りを行う
NTTドコモモバイル社会研究所による2023年5月の調査によると、若年層ほど男女ともにスマホでの購入比率が高い傾向にあります。シニア層でもスマホでの購入は増加しており、今後スマホでのネットショッピングはますます増えていくでしょう。家電のネットショップも、スマホでの購買体験を意識したサイト作りを行う必要があります。写真の撮り方や掲載方法、商品説明やコピー文などスマホを使って見やすいサイトデザインを考えましょう。
メルマガを配信する
メルマガは、ショップが顧客や会員に対して一斉配信するメールマガジンのことです。
商品情報、キャンペーン情報、クーポンなどのお得な情報、お役立ちコラムなどさまざまな情報を盛り込むことが可能です。メルマガにリンクを貼ることで、WebサイトやSNSへ誘導するのもよいでしょう。メルマガでお客様に役立つコンテンツを提供することにより、顧客との接点が生まれます。リピート率を上げたい場合には、メルマガは有効な手段といえます。
レコメンド機能を導入する
家電の購入率を上げるために、レコメンド機能を導入してみましょう。
レコメンド機能とは顧客の購入履歴や閲覧履歴を解析し、ユーザーのニーズに合わせた家電商品をおすすめできる機能のこと。たとえば、おすすめ商品をメールで通知したり、ネットショップランキングを商品ページに表示したりすることができます。レコメンド機能はユーザーの欲しい商品をページに表示し、購入意欲を高められるのがメリットです。
カートの最適化を行い離脱を防ぐ
ネットショップのカートは顧客の購買意欲を維持したまま、購入確定まで導く大切な部分です。
カート機能が使いにくいと、お客様がショップページから離脱して売り上げ減少になる可能性も。ネットショップを運営する上で、ショッピングカートの最適化は重要です。
ユーザーの利便性優先し「登録手続きは簡単にできるか」「スムーズに決済ができるか」を十分に意識しましょう。
よくある質問を設けて疑問を解決する
よくある質問とは、「お客様が疑問に思うと予想される質問」や「メールや電話でよく問い合せされる質問」とその回答をひとまとまりにしたコンテンツのことです。
質問と回答がまとまっているので、顧客の疑問がすぐに解決し顧客満足度が向上します。
家電のネットショップでは、商品の配送方法、梱包、設置、保証サービスなどがよくある質問に掲載されています。よくある質問を設けることで、お客様からの問い合わせ対応の負担が軽減するのもメリットです。
動画コンテンツを活用する
近年、動画コンテンツを活用しているネットショップが増えています。
動画は商品の魅力を伝えやすいため、ユーザーの購入意欲がアップします。商品説明文や画像だけでは伝えにくい商品の魅力を視覚的なアプローチで訴求できるので、他社との差別化も図りやすいです。
動画では、ナレーションや字幕、効果音などを使って商品の特徴や使用感を顧客に伝えるとよいでしょう。動画コンテンツにより自社サイトのコンテンツが充実し、SEO対策にも結び付きます。
動画はSNSにも掲載可能です。多くのツールで自社の商品をお客様に見てもらえるので、売り上げアップにもつながります。
スムーズな返品・交換サービスを提供する
顧客都合による返品や交換サービスなどがあると、顧客は商品を買いやすくなります。
その際に、返品する場合はどうするのか、など事前の情報や、発送時に返品用の伝票を入れておくなどするとスムーズな対応が出来ます。
下取りによる値引き販売を行う
今使用している商品の下取りを行い事で、結果購入したい商品が安くなる、値引き販売方法もおすすめです。
旧機種から新機種に乗り換えの場合は旧機種は基本的に使用しない事が多いので、現金化出来て安くなれば魅力的に見えます。
ギフト包装サービスを提供する
ショッピングサイトの利用者増加に伴い、プレゼントやお祝い、お返しなどのギフト配送の需要も増えてきました。
ネットショップでは、ラッピングやメッセ―ジカード、熨斗（のし）など細やかなサービスを充実させましょう。
家電の購入者はもちろん、ギフトを受けとった人の満足度が高ければ自社の顧客になってもらえるかもしれません。売り上げアップのためには、商品への名入れサービスや配送先設定などの機能を提供するのも重要なポイントです。
お客様からのフィートバックをもらう
実際に自社のネットショップで商品を購入されたお客様からのフィードバックをもらうことも大切です。
ネットショップでは「お客様の声」を参考に商品を購入する人は多いです。お客様の声は商品を選ぶときの一つの目安となり、自然に購入につながるというメリットがあります。お客様の声は、購入者の不安や疑問を解決することや自社の商品開発や改善にも活かせます。
エコ包装や持続可能な商品をアピールする
社会全体でサスティブルへの意識が高まる中で、地球にやさしいエコ包装や持続可能な商品をアピールするのもよいでしょう。梱包資材は脱プラや環境に配慮した段ボールや紙製クッション封筒を利用するのがおすすめです。
また、Z世代（1990年代～2010年初頭までに生まれた世代）はインターネット環境の整備が急速に進む時代に生まれ育っているため、ネットショッピングやSNSを使いこなす「ネットリテラシー」が高い世代です。Z世代は、自然災害や環境問題といった社会問題への意識が高いとされているため、エコ包装や持続可能な商品をアピールすることで企業のブランディングにもつながります。
参考になる家電ネットショップの事例
ビックカメラ.com
ビックカメラ.comは、日本の大手家電量販店のオンラインストアです。オンラインとオフラインのショッピングをシームレスに統合しており、顧客はオンラインで商品を予約して店舗で受け取ることができます。また、ポイントシステムや定期的なセールが顧客のリピート購入を促進しています。
ヨドバシカメラのヨドバシ.com
ヨドバシカメラのオンラインストア、ヨドバシ.comは、幅広い品揃えと高速配送で知られています。即日配送の「ヨドバシエクストリーム便」を提供しており、注文した商品を即日～翌日には手に入れることができるのが大きな特徴です。さらに、ユーザーは商品の詳細なレビューを参照することができ、購入前に多くの情報を得ることができます。家電以外にも日用品から食品まで幅広いラインナップも魅力的です。
Joshin Web
Joshin Webは、大阪を拠点とする家電小売業者のオンラインショップです。地域密着型のサービスをインターネットに拡大し、顧客に合わせたきめ細かいサービスを提供しています。また、ポイントプログラムや会員限定のオファーを用いて、顧客のエンゲージメントを高めています。阪神タイガーズが勝った翌日はクーポンを配布するなど、独自のキャンペーンも展開しています。
まとめ
この記事ではネットショップで家電の売り上げを上げる方法を解説しました。
ネットショップで家電を購入できる人は年々増加しています。
特に大型商品や、重たい商品の多い家電は、ネットショップ向きの商品だと思います。
ネットショップだと、大手メーカーの商品以外にも、店舗で販売されていない、ネット限定の商品や、嗜好品まで幅広いラインナップの商品を購入する事が出来ます。
認知、接客、リピート各セクションでスムーズな施策が出来るように、自社の方向性や施策を決めて取り組んでいきましょう。
